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月並みにいえば今年も後半に入る。雨の少ないまま梅雨が終わり、ダム湖の湖底に沈んだ集落が顔を出す。水不足で稲が植えられず大豆に転作した農家。酷暑猛暑続きで電力供給が不安になり節電の要請、異常気象、温暖化と唱えるだけでは将来が不安になる。週明けには戻り梅雨の予報が出ており、慈雨の来ることを願っている。
そんな暑さの中で元気に見えるのは雑草、雑草という名の草は無いとは言うが、この暑さを気にすることなく繁茂している。地方の狭い道では路側帯の白線を覆い隠し、危険を感じる個所もある。雑草、広辞苑には本来の説明に続行けて「たくましい生命力のたとえに使うことがある」とし「雑草のように育つ」の例文が添えてある。暑くても水不足でも雑草は強く生きている。
植物は長寿で千年以上も維持している樹木がある。植物は太陽エネルギーからの光合成で、水と二酸化炭素から炭水化物を作り自給自足で生きている。紫外線などで有害な活性酸素が出来れば抗酸化物質を自ら作るという。人間は、こぅした植物が自分のために作った物質を野菜や果物を食べることで利用して生きている。
そんなことを読み終わって朝顔を眺めている。白だけを選んだ覚えはないが今年の朝顔はなぜか白ばかリが咲く。これも植物の不思議だと思えば、その清楚な白の感じが、暑さを気にする夜明けのひと時を和ませる。植物は人以上の力を自然に備えていることを感じる。
(今日の575) 朝顔の白さを露が引き立てし