![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/f9/4ead789c5ce1c01fafcd7294349c02a4.jpg)
今夏のプール授業に頭を悩ます学校や自治体のあることが報道されていた。その理由に新型コロナ感染防止もあるが、大きな理由に水不足があげられている。ダム湖に埋没したかつての故郷の町の姿が現れた写真が紙面に載っていたり、貯水率の大きく減少したダム湖の映像などが水不足の心配を伝えている。
夏休み前になるとい近くの小学校ではプール授業で児童の元気な声や水音、ホイッスルに指導員の声などが聞こえていた。その姿は道路からは見えないが楽しそうな授業風景を想像して来た。コロナ禍でそんな光景が途絶えた年もあったが、今年は復活、今日聞こえて来た音はバタ足の練習だろうか、ばちゃばちゃという足で水を打つ音が聞こえる。
私の小学校時代の水泳教室、高学年になってからと思うがプールなどない時代。学校から10分くらい歩いた錦川だった。そこは名勝・錦帯橋の下流域で流れがあったと思う。詳細な記憶は薄れているが、脱いだ衣服の上に、蒲鉾板に墨で名前を書いた水練札を置いていた。脱いだものを間違わないこともあろうが、不明になった児童の発見にも有効だったろう。幸い事故は無かった。
このところ水泳界の活躍、特に若い人達の日本初のメダル獲得などの見出しを目にすると、孫よりも若い人らの活躍にこれからの夢が広がる。そんな力を築き上げた底の底の部分にこうした小学校のプール授業が寄与しているのでは、と思いながら「世界にはばたけ」と見えない授業風景に向ってエールを送る。
(今日の575) 川泳ぎ親が監視の夏休み