日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

白き大輪

2022年07月18日 | 生活・ニュース

 今年の朝顔は何故か9分9厘白い花が咲く、そのことは2、3度書いた。それでも日ごとにその数が増え始め、このところ30個くらいは清楚な姿を見せる。先日のこと訪ねてきた人が「お、朝顔が咲いている。それも白ばっかり」と言いいながら「我が家は何故かさっぱり咲かん」と言う。

 菜園を楽しんでいる人で花作りに苦労する人ではないが、これまでこんなことは無い、原因が分からんと言う。素人の我が家に咲いているので驚いたのだろう。そう言われると、白い花ばっかりなど愚痴をこぼしてはいけない、朝夕にしっかり水をやっている。

 ある寺の掲示板に「暑き日も 嵐の夜も受け入れて あさがほ咲けり 白き大輪」という句が白い大輪の写真つきで掲示してあった。どなたの作品かは分からないが、「そうか、こんな気持ちで毎朝、白い朝顔を見つめれば心が安らぐのか」、朝顔だけではない、世情のいろいろに接する際の姿勢として阿弥陀様の教えが読み込まれている、そう解釈し心に収めたが、さてどう自分に活かせるだろうか。

 白い花に黒っぽい小さな蟻が1匹、花の周りを忙しそうに動き回っている。どうしてこの高さの花にたどり着いたのか、朝からなにをしているのか、どうして仲間に処へ帰れるのか、思いながらながめる。黒白のコントラストが無ければ見落とす1輪上の絵巻、自然とは面白い。

 (今日の575) 白花に自然の絡み教えられ
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