2022年07月23日 中国新聞「広場」掲載
地元岩国市では、毎年8月の第1土曜日は錦帯橋の花火大会と決まっていた。橋の周辺である「錦川水の祭典」のことだ。それが打ち切りと決まった。
近隣の花火大会が開催を取りやめる中、来場者の大幅な増加が見込まれ、安全を保てないと判断したという。2020、21年に中止となる前は約6千発の花火が約12万人を楽しませていた。半世紀を超す歴史に幕が下りる。
市出身で在京の知人女性が打ち切りに驚き、残念がっていた。私は息子が幼稚園年長の時、一緒に見に出かけ、私の手を握り締め花火を見上げていた姿を思い出す。最近は、ケーブルテレビでライブ中継を見るので会場へ出向くことはなくなったが、家まで届く、体に響くあの音と振動がもう聞けないのは寂しい。
今年の8月は土曜日を中心にミニ花火が実施されるという。関係者の苦労はあるだろうが、花火大会がいつか復活することを願っている。
(今日の575) 打ち切りの花火の知らせ帰省やめ
地元岩国市では、毎年8月の第1土曜日は錦帯橋の花火大会と決まっていた。橋の周辺である「錦川水の祭典」のことだ。それが打ち切りと決まった。
近隣の花火大会が開催を取りやめる中、来場者の大幅な増加が見込まれ、安全を保てないと判断したという。2020、21年に中止となる前は約6千発の花火が約12万人を楽しませていた。半世紀を超す歴史に幕が下りる。
市出身で在京の知人女性が打ち切りに驚き、残念がっていた。私は息子が幼稚園年長の時、一緒に見に出かけ、私の手を握り締め花火を見上げていた姿を思い出す。最近は、ケーブルテレビでライブ中継を見るので会場へ出向くことはなくなったが、家まで届く、体に響くあの音と振動がもう聞けないのは寂しい。
今年の8月は土曜日を中心にミニ花火が実施されるという。関係者の苦労はあるだろうが、花火大会がいつか復活することを願っている。
(今日の575) 打ち切りの花火の知らせ帰省やめ