
朝の天気予報で47都道府県の半数近くに「熱中症警戒アラート」が出ている。これは環境省と気象庁が、「熱中症の危険性が極めて高くなると予測された際に、危険な暑さへの注意を呼びかけ、 熱中症予防行動をとるよう促すための情報」として昨年4月から全国を対象に運用されている。
今年は例年になく暑く感じるのは歳のせいばかりではなさそうだ。市内のアメダスが気温33度の時、陽ざしが直射していない車庫の寒暖計は38.5度を示していた。半袖でその陽ざしの直射する下では、肌がジリジリする様だった。こんな直射の下で働いている人のあることを思えば、エアコン28度セットの室内で過ごせることに申し訳なさと安堵を思う。
中国地方で熱中症で救急搬送された人は昨年同期の1.6倍で、これは2018年に次ぐ水準という。搬送時間帯では午後2時から4時の間が多く、年代別では高齢者の搬送が過半数という。気を付けたいのは屋内からの搬送が6割というから、室内に居ても決して油断してはいけないことになる。
不要不急の外出を避ける、昼夜を問わずエアコンの使用、こまめな水分補給、高齢者や子どもや障がい者には周囲が気を配る、気象情報の把握など、個人として気を付け熱中症を避けれることが浮かぶ。コロナ新規感染者の急拡大で、診察側にも受け入れに限界があろう。ここではまず自己管理で罹らないように、と言い聞かせる。
(今日の575) 図書館で避暑する人が眠りこけ