「いい年をして」と笑われるが夢のある話に興味が湧くのは今はじまったことではないので止めようがない。
「小惑星探索機 はやぶさ」は2003年5月内之浦宇宙観測所から打ち上げられた。1年後、地球スイングバイを行い2005年9月に小惑星イトカワにランデブーした。約5カ月滞在し、科学的観測の後、降下し惑星表面のサンプルを採取する。その後、地球へ向け帰還の途についたが2005年12月に重大なトラブル発生で予定した2007年夏の帰還は適わなかった。宇宙航空研究開発機構(JAXA)技術者の懸命の遠隔操作で、2010年6月、オーストラリアの砂漠に帰還した。これには全国民が大きな感動と喜びをもらった。
その後継機「はやぶさ2」が11月30日の昼過ぎに打ち上げ予定になっている。後継機の帰還予定は偶然だろうが2020年、東京オリンピックの年に当たる。これも素敵な「もてなし」の一つになる。今はその帰還が見られるよう願っている。
「はやぶさ2」は太陽系の起源・進化と生命の原材料物質の解明を目指すためのサンプル採取と各種観測を行う。C型小惑星「1999 JU3]という小惑星を目指して深宇宙への航海をする。JAXAのHP(写真借用)は専門的で分からないことばかりだが、豊富な図を見たり読んだりすると何か夢が湧いてくる。あと3週間で600キロほどの探索機が宇宙へ旅立つ。