AKB48 チームBのファンより

鈴木紫帆里さんを中心にAKB48 チームB について語るサイトです。

アイドルの歴史を学ぶ本の紹介(ナッキー)美貌の文化史 神と偶像

2013-04-09 23:56:32 | 新聞・本に登場、AKB48・アイドル
アイドルの歴史を学ぶ本の紹介(ナッキー)

美貌の文化史 神と偶像
矢田部英正 著 

出版社(中公文庫)のキャッチ:
記紀神話から現在のアイドルまで、連綿と続く日本人にとって「美貌」の条件とは? 「女性芸能者の身体と衣装」をキーワードに語る画期的な日本文化史。

朝日新聞書評:
「ごく普通に見える少女らが、アイドルとして偶像化され、国民的な人気を博す」 のは日本独自の文化。

「個性」を消し去り、「抽象度の高い形式」に身を委ねる女性芸術者の美の形式

それを価値づける感性のありか。

内容(「BOOK」データベースより):
記紀神話のアメノウズメ、
仏教の稚児文化、
能楽、
阿国歌舞伎、
浮世絵の美人図、
松井須磨子
原節子、
山口百恵ら近代日本を飾った女神たち、
AKB48など現代アイドル文化
連綿と続く日本人にとって「美貌」の条件とは何か?「女性芸能者の身体と衣装」をキーワードに語る画期的な日本文化史。

ネットで見つけた読者の感想:
日本の芸能は神様と関係が深いので、祭り上げられる「アイドル」も少なからず神様とつながっています
古くは天の岩戸前で踊ったアマノウズメノミコトから、現代のアイドルまで。
一定の年齢の男女に課す「型」が日本独特で存在するのだなあとわかります。
アイドルへの興味から入ったのに世阿弥や出雲の阿国などの能や歌舞伎の意味までなぞっている。
古典芸能の知識がない私でも面白く読みました。こんな取っかかりから他の文献をあたったら楽しそうだな。


これから買って読みます。ナッキー
コメント (1)
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『スキ!スキ!スキップ!』について(ピーナッツ)

2013-04-09 07:49:55 | AKB48
最近 観た『ボクたちの交換日記』(映画)…
"このままじゃダメだ。やるぞ!交換日記っ!"
その返事を待っている間のドキドキ!ウキウキ!ワクワク!…。
主人公の甲本(小出恵介)が、その人(相方の田中/伊藤淳史)への片想いの気持ちが、もう 溢れちゃった時の表現アイテムとして、「スキップ」が、これ…使われていた。
そうなんだよなぁ~。
人は、目の前に、その人(片想いの人)が いない時、スキップをする(したくなる)のだと思う。
まさに、想像 & 妄想。そして、頭の中は、いいことしか考えないっ!
また、「スキップ」って、早とちりの可能性大!なんだけど、青春の象徴でもあるんだよなぁ~。
だからかな? そういえば、大人になって、あまり、スキップをしなくなったような? イカンイカン! 今度、思いきって、やってみよ。世界を変えてみよ。
さて、この『スキ!スキ!スキップ!』なんだけど、この物語の主人公の目の前にも、ストーリー中、愛しの「君」は、出てこない。実際には、登場してこないんだよね。全ては、彼女のアタマの中の想像で完結してる。
だから、その分が プラスされた片想い全開具合ったら、もうハンパなく、また、彼女の "ウキウキ & ワクワク感"も、これ、ストレートに伝わってくる。結果、気持ちのいい楽曲に仕上がっている。
…と、ここまでは、作詞の部分。
ここからは、作曲・編曲について。
これ、僕が、経験上、ずっと思ってきたことなんだけど…
音楽(作曲・編曲)で、「スキップ」を表現することは、メチャクチャ難しいなぁ~…って。
もう、いろいろやってみたよ~。
基本のリズムに、"タッタ タッタ" or "タンタ タッタ" ってな スキップっぽいリズムをチョイ足ししてみた。
変拍子を組み合わせてもみた。
楽器の組合せを(吹奏楽の基本では)絶対にないパターンにして、音の跳ね方を工夫したりもした。
アクセントの位置をスキップ風になるよう…変えてもみた。
全部ダメだったよ。
やればやるほど、リズムそのもの…ビート感自体が、もう 鬱陶しくなってきてね。邪魔になってきてね。
浮遊感とか、無重力感とか、雲の上感とか、とにかく、そっちの方(自由な感じ)が、欲しくなっていったんだ。
そして、10年。いや、15年。やっとのことで、辿り着いた…僕なりの答え。それは、
「スキップ」って、元来、遅い…ということ。
「スキップ」とは、妄想世界 & 片想い の象徴である…ということ。
また、人間ってのは、感情の表現…"意外に走ってしまう"…ということ。
つまり、「スキップ」…軽快さ & 爽やかさを求め過ぎると、実は、結果って、逆に出る。
それは、もはや、『スキ!スキ!スキップ!』ではなく、『スキ!スキ!ギャロップ!』になってしまうということ。
雰囲気…出ないよ~。"片想いの良さが、出なくなる"って言ったらいいのかな? "軽すぎる"って表現したらいいのかな? そこ、難しいんだけど…。
でも、この『スキ!スキ!スキップ!』の編曲をされている武藤星児さんは、いとも簡単にやってくれちゃってるわ。さすが、プロやね~。
でも、あれしか…あの方法しかないと思う。 "音楽で、「スキップ」を表現する" のって…。
つまり、曲の基本リズムを、
"ツッツッ・タッタッ・ツッツッ・タッタッ…" から、
"ザァーザッ・ザァーザッ・ザァーザッ・ザァーザッ…"
あえて、クリアさを消す…というか、
(特に拍のアタマを)濁らせる…というか、
砂をかませた感じにする…というか、
"音の粒"を少しだけ隠す…というか、
バックの音全般…アクセントよりも "音足"を長くすることの方に気を配る…というか。
とにかく、リズムのスピードを殺す(前に行き過ぎないようにする)ことで、武藤さんは、「スキップ」を表現することに成功してる。
やるやないか!
"ジャランジャラン"…ギターで、あえて汚く、長めの打ち込み。
スネア(ドラム)のモッチリとした…若干 吸い付くような打ち込み。
しかし、HKTの元気いっぱい、明るさいっぱいの歌リズム…。
そのズレ(誤差)こそが、スキップ(の表現)だ。
だから、この曲のリズム(セクション)が、ある程度、遅れて聴こえるのは、仕方のないこと。というか、最初っから、それが狙いだ。もう、そこも折り込み済みで、全体のバランスを仕上げてるなぁ~って思った。そして、そこありきで、歌詞とHKTの力(若さ)に賭けてる。
バックと歌とのギャップ…。
あれが、正解だと思う。「スキップ」を より効果的に表現するなら、あれしかない。
そして、この曲は、それが、非常に上手くいってる例だと思う。
これ、もしも、バックも全部…クリア, 軽快, 爽やか に調整していたら、何とも味気ない曲に仕上がっていたと思うよ。
クリア, 軽快, 爽やか + (HKTの)元気, 明るさ…一見上手くいきそうに感じるんだけどね。実は、音楽的に、走り過ぎて、前に、つんのめっちゃう。
最後に、この曲のタイトル、『スキ!スキ!スキップ!』…って、そうなってるけど、本当は…というか、その隠しタイトル…
『スキ!スキ!スキ!』だと思うよ。
つまり、好きで好きで…どうしようもない気持ちの「好きっ!」
+ スキップしてしまう(目の前をすっ飛ばしても 先に進みたいという)気持ち (「UNO」のSKIPカードよろしく)…"青春の空回り & 前に! 前に! " の「SKIP!」
+ 本当に「スキップ!」(したくなる気持ち)…。
『好きっ!好きっ!好きっ!』
『SKIP!SKIP!SKIP!』
『スキップ!スキップ!スキップ!』
つまり、秋Pは、「スキ!」に、3つの意味を持たせていると思った。
深層心理に訴えかける「スキ!」+ 編曲者のセンス + HKTの子のポテンシャル…。
だから、毎日聴いても…飽きないんじゃないのかなぁ~?
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