フジテレビ系火曜22時のドラマ『戦う!書店ガール』の初回を観た。
渡辺麻友と稲森いずみのダブル主演で、吉祥寺の書店を舞台にして、仕事と恋の両方での2人の葛藤を描く。なかなか面白いドラマだと思う。
渡辺麻友は、大手文具メーカー社長の孫娘で、豪華マンションに住みながら、本が好きで仕方がないから書店に就職したという特異なキャラクターを演じる。本が好きで仕事にのめり込むあまり、周囲が見えなくなるくらい暴走し、同僚達の反感を招く。でもそこには不純な気持ちが無いから、徐々に理解されていくのだと思う。また彼女の方も、組織の中で仕事を上手に進める知恵も身に付けて行くのではないか。
ネット通販や電子書籍に押されて、街のリアル書店は苦しいと思う。そんな中、奮闘する書店員の活躍を描いたドラマは時宜にかなっているが、やや堅苦しいかもしれない。そこに恋愛要素やコメディタッチを入れ込んで中和させようとしている。しかし、根本は硬派のドラマだ。渡辺麻友には似合っている。
初回でも「書店員の個人的な好み・解釈を押し付ける『ポップ』は是か非か?」「人気芸能人の『タレント本』は、中身などどうでもよく、売れればそれでいいと思われている?」といった硬派なテーマを盛り込んでいる。そして、そこに一面的な「答え」を示さないことで、ドラマに厚みを出している。
渡辺麻友の演技が上手いことは、過去の出演作『さばドル』『おかずスティール』で判っていたので、演技にヒヤヒヤすることはなくドラマの世界に入り込めた。真面目な表情も、笑った表情も、そして泣き顔も、どれも魅力的で、輝いていた。稲森いずみも、大人の女性の魅力が感じられ、彼女の方を目当てでチャンネルを合わせる人もいるだろうから、まずまずの視聴率は取れそうだ。
初回のラストで、稲森の恋人を渡辺が奪い、しかも渡辺は妊娠しているといった状況が暗示されていたが、多分それは誤解なのだろう。謎の男として田辺誠一が出演しているが、彼がこの後どのように絡んで来るのかも楽しみだ。
渡辺麻友と稲森いずみのダブル主演で、吉祥寺の書店を舞台にして、仕事と恋の両方での2人の葛藤を描く。なかなか面白いドラマだと思う。
渡辺麻友は、大手文具メーカー社長の孫娘で、豪華マンションに住みながら、本が好きで仕方がないから書店に就職したという特異なキャラクターを演じる。本が好きで仕事にのめり込むあまり、周囲が見えなくなるくらい暴走し、同僚達の反感を招く。でもそこには不純な気持ちが無いから、徐々に理解されていくのだと思う。また彼女の方も、組織の中で仕事を上手に進める知恵も身に付けて行くのではないか。
ネット通販や電子書籍に押されて、街のリアル書店は苦しいと思う。そんな中、奮闘する書店員の活躍を描いたドラマは時宜にかなっているが、やや堅苦しいかもしれない。そこに恋愛要素やコメディタッチを入れ込んで中和させようとしている。しかし、根本は硬派のドラマだ。渡辺麻友には似合っている。
初回でも「書店員の個人的な好み・解釈を押し付ける『ポップ』は是か非か?」「人気芸能人の『タレント本』は、中身などどうでもよく、売れればそれでいいと思われている?」といった硬派なテーマを盛り込んでいる。そして、そこに一面的な「答え」を示さないことで、ドラマに厚みを出している。
渡辺麻友の演技が上手いことは、過去の出演作『さばドル』『おかずスティール』で判っていたので、演技にヒヤヒヤすることはなくドラマの世界に入り込めた。真面目な表情も、笑った表情も、そして泣き顔も、どれも魅力的で、輝いていた。稲森いずみも、大人の女性の魅力が感じられ、彼女の方を目当てでチャンネルを合わせる人もいるだろうから、まずまずの視聴率は取れそうだ。
初回のラストで、稲森の恋人を渡辺が奪い、しかも渡辺は妊娠しているといった状況が暗示されていたが、多分それは誤解なのだろう。謎の男として田辺誠一が出演しているが、彼がこの後どのように絡んで来るのかも楽しみだ。