タイトルは奇抜だが、内容はそれほどおかしくはない。
初めてのデートの日、颯爽と迎えに来た彼が家の前で犬のうんちを踏んでしまって台無しに。でも、このファーストデートのことは決して忘れないでしょうという予定調和的なオチがつく。
PVは見ていないが、私には、なぜかキャプテン梅田のイメージがぴったり合うような曲に思える。
曲調はノリのいい普通のポップスで、サックスがやけに朗々と歌っている
デートの迎えに来た彼が乗っていたのは「白いオープンカー」。家の前でクラクションを鳴らすのは、最近当ブログで盛り上がっている『姉妹どんぶり』と同じ状況。
『姉妹どんぶり』では車の色は明示されていないが、こういう場合の常道は赤い車だ。『プレイバックpart2』『Hey!ミスター・ポリスマン 』『なんてったてアイドル』『キスまで100マイル』どれも赤い車だが、『そこで犬のうんち踏んじゃうかね』はひとひねりして白い車だ。
彼が車を降りた途端にそれを踏むのだから、彼は歩道側から降りた、つまり左ハンドルの外車だということになる。白い外車でオープンカーとは、気障すぎて、その後の失態ぶりが余計際立つ。
しかし、冷静に評価すれば、一番悪いのはそれを放置した飼い主だろう。彼女は「大人になれば踏まないでしょう」と責めるが、我々が子どもの頃と比べて、最近は飼い主のマナーが向上しているため、落ちている数が減少しているからだろう。
とは言え、大事なデートの前だから、少しは慎重にしてほしいという彼女の思いも判る。
でもその彼女も、不用意で子どもっぽい彼に呆れてはいるが、半ば面白がっている感じもしないではない。「踏んじゃうかな」ではなく「踏んじゃうかね」という所に、本気で怒れない、この人ならやりかねないという親密さを感じる。
デートでの失敗を歌った過去の曲。
堀ちえみ『待ちぼうけ』。彼が待ち合わせに現れず落ち込んでいたが、自分の時計が2時間進んでいたことに気づいた、そそっかしい少女の歌。
中山美穂『派手!』。格好つけてオープンカーに飛び乗ろうとした彼が、つまづいてしまう。
三田寛子『死ぬまで笑ってて』。恥ずかしげもなくペアールックを着て、悲しい映画で笑い、コーヒーには砂糖とミルクを入れすぎて彼女を怒らせる、がさつな彼。
SKE48『女の子の第六感』。ドライブデートで期待に反し何事も起こらず、それどころか雨が振り出して、ずぶ濡れになってしまう。
もっと色々ありそうだが、にわかには思い出せない。
もう一つ。
この曲は、大事な時に不用意な失敗をやらかした、峯岸や柏木への秋元康のボヤキ節とも深読みできる。もちろん、この曲が作られ、レコーディングが行なわれた時には、一連のスキャンダルは報道されていなかったのだが。
初めてのデートの日、颯爽と迎えに来た彼が家の前で犬のうんちを踏んでしまって台無しに。でも、このファーストデートのことは決して忘れないでしょうという予定調和的なオチがつく。
PVは見ていないが、私には、なぜかキャプテン梅田のイメージがぴったり合うような曲に思える。
曲調はノリのいい普通のポップスで、サックスがやけに朗々と歌っている
デートの迎えに来た彼が乗っていたのは「白いオープンカー」。家の前でクラクションを鳴らすのは、最近当ブログで盛り上がっている『姉妹どんぶり』と同じ状況。
『姉妹どんぶり』では車の色は明示されていないが、こういう場合の常道は赤い車だ。『プレイバックpart2』『Hey!ミスター・ポリスマン 』『なんてったてアイドル』『キスまで100マイル』どれも赤い車だが、『そこで犬のうんち踏んじゃうかね』はひとひねりして白い車だ。
彼が車を降りた途端にそれを踏むのだから、彼は歩道側から降りた、つまり左ハンドルの外車だということになる。白い外車でオープンカーとは、気障すぎて、その後の失態ぶりが余計際立つ。
しかし、冷静に評価すれば、一番悪いのはそれを放置した飼い主だろう。彼女は「大人になれば踏まないでしょう」と責めるが、我々が子どもの頃と比べて、最近は飼い主のマナーが向上しているため、落ちている数が減少しているからだろう。
とは言え、大事なデートの前だから、少しは慎重にしてほしいという彼女の思いも判る。
でもその彼女も、不用意で子どもっぽい彼に呆れてはいるが、半ば面白がっている感じもしないではない。「踏んじゃうかな」ではなく「踏んじゃうかね」という所に、本気で怒れない、この人ならやりかねないという親密さを感じる。
デートでの失敗を歌った過去の曲。
堀ちえみ『待ちぼうけ』。彼が待ち合わせに現れず落ち込んでいたが、自分の時計が2時間進んでいたことに気づいた、そそっかしい少女の歌。
中山美穂『派手!』。格好つけてオープンカーに飛び乗ろうとした彼が、つまづいてしまう。
三田寛子『死ぬまで笑ってて』。恥ずかしげもなくペアールックを着て、悲しい映画で笑い、コーヒーには砂糖とミルクを入れすぎて彼女を怒らせる、がさつな彼。
SKE48『女の子の第六感』。ドライブデートで期待に反し何事も起こらず、それどころか雨が振り出して、ずぶ濡れになってしまう。
もっと色々ありそうだが、にわかには思い出せない。
もう一つ。
この曲は、大事な時に不用意な失敗をやらかした、峯岸や柏木への秋元康のボヤキ節とも深読みできる。もちろん、この曲が作られ、レコーディングが行なわれた時には、一連のスキャンダルは報道されていなかったのだが。