ボクが複数の信用できる中国人から聞いたことは、中国政府は少数民族の反乱的な行動は、弾圧的に厳しく対処するけど、基本的には少数民族を優遇的に保護してくれるので、普通の市民は暮らしやすいそうです。
— Dr.ナイフ (@knife9000) 2018年9月27日
ではその「少数民族の優遇」のために使用される資源はどこから出ていますかね、その出所は大人しく支払い続けますかね、払い続けるとしたらどういう条件のもとでですかね、なんてところに問題があるのでは。
いや、それこそが民族自決を真っ向から否定する帝国主義。
— 漢字將軍金梟? (@HyoSheenKim) 2018年9月28日
日帝の植民地政策(その亜流の手法が沖縄政策として続いている)と何等変わりはありません。
日帝下でも日本の支配に肯定的好意的な極少数な人々はいましたし、現在もいるが、所詮は極めて少数派。
どれほど支持を受けうるものか、よくよく過去の事例を参照しながら考えるべきよねえ、ということだわね。
台湾についていえば、すっごい単純化していえば、『日本時代は異民族が俺たちを支配し、ヤツラが作った法律(笑)に従ってオレたちをしばきやがった』一方、『国民党がやってきたら、同民族のはずなのに俺らを土人扱いして弾圧しくさった。法律(笑)? 提示されませんでしたが、なにか?』とか。
日本の国家権力に噛みつく人の特徴の一つに、「一部の外国政府には異様に寛大」てのがある。なぜ民主制で国民が選んだ自国政府のほうが、日本と対立する外国の独裁政権より危険だと考えるのか?
— Rogue Monk (@Rogue_Monk) 2019年5月2日
彼らは複数のリスク要因を同時に考えられないか、脅威度判定が狂っているかの何方か(or両方)である。 pic.twitter.com/PnWCNbRjnw
中国政府が【体制に協力的である限り】国内の少数民族に対して大学入学におけるアファーマティブアクションを含む各種の優遇措置を行っていることは事実であるが,【】内の留保は極めて重要なのであって,そこに批判的になれないやつに民主主義だの人権だの説く権利はないような。
— umedam (@umedam) 2019年5月3日
ちょろっと見ると、このDr.ナイフというひとはむっちゃ安倍現首相を嫌ってて、とにかく批判一方。
さて、このひとによれば、中国政府は「基本的には少数民族を優遇的に保護してくれるので、普通の市民は暮らしやすいそうです」ということで、これを好意的に評価する。とすると、反アベ主義者によれば、アベのやつめは身内や友達には利権分配に怠りないようなので、アベに阿れば―まあ自民党員にでもなれば―このひとたちは暮らしやすくなるわけなのである。
暮らしが楽になる方法を知っているにも拘らずそれをしない、というのは不合理であろう。ならばこの人たちは、実はアベに阿っても生活が楽にならないことを知っているのだ。つうか、むっちゃ近いあたりでないと利権のお零れもまわってこないということだろうか。ならば、基本的には誰も彼もが平等な扱いをうけるのが大前提である(ごく一部は違うかも知らん、が、少なくとも大きなしくじりがあれば事実上保護は取り消されるのは先日の歩行者大殺戮上級国民アタックの件で知られるとおり)。
I とすると、この利権の件からして、1) 中国であれば、体制に阿れば利権が頂ける。これは好ましいこととして彼は受け入れる。2) しかし日本では、体制に阿っても利権は降ってこない。すなわちアベ体制に阿る合理的な理由は存在しない。3) だからアベに阿らない。うん、いいんじゃないですかね、ベネフィットに従うという点で合理的。
疑問点としては、この際、わざわざ安倍現首相を罵倒するだなんてことをわざわざエネルギーかけてする不合理をなぜするのか―ということがあるが、4) 反アベを主張することで反アベ勢力から利権がふってくる、ないしそのうち降ってくることが期待できる、というのはうがちすぎだろう。そこまで潤沢な資源を持ってる気がしないが、どうだろう。むしろ5) 「非民主的なアベ」を非民主的だと罵倒することで、そうではない自分を見出し、民主制の擁護者としての正義の存在であると自認できる快感を喜ぶ、というあたりであろうか。
II また「中国政府は少数民族の反乱的な行動は、弾圧的に厳しく対処するけど」ということを、止むを得ざる必要悪ていどに評価するらしくあるが、じゃあ自分が今やっているのは「独裁者アベ」に対する反乱的な行動ではないのか。
つまりDr.ナイフ君は、1) せっかく反政府的な行動をしているのに、自分に中国政府が反乱的な少数民族とかにするような弾圧をしてくれない日本政府に絶望している、あるいは2) 気楽に権力者を馬鹿アホと罵ることができる自由民主制世界~日本を十二分に満喫している、のいずれかではあるまいか。
結論的には、I 5) およびII 2) という存在であるかと想像されるが、まあそんなもんだろう。
「反安倍」をいくら叫んでも無党派層は取り込めないという意見があるけど、本当にそうでしょうか?
— Dr.ナイフ (@knife9000) 2019年5月5日
政権側が、反安倍は無意味というプロパガンダしているのでは?
少なくとも僕は無党派層&選挙サボってばかりでしたが、反安倍になってからは選挙行ってるし、周りに「反安倍」を啓蒙しまくってます。
反アベを叫んでる水準の話は間に合ってるんですよ。
で、ひとつ考えたのですが、
— Dr.ナイフ (@knife9000) 2019年5月5日
「反安倍」に加えて「自民党分断」という作戦を野党は仕掛けるのです。
自民党に隠れ「反安倍」のまともな議員は必ずいます。
「野党合同+まともな自民党議員」
で安倍政権を倒すのです。
ここ5年くらい、専門家のひとたち(政治家さんたち)がそんな感じでやろうとして、悉く敗北してますが、どうでしょう。まあメーデーを一緒に祝えるようになってみてくれないか、って感じとちがうかな。
「自民は腐っていたが、民主(野党)は狂っていた」
— 織部ゆたか (@iiduna_yutaka) 2019年5月2日
という某掲示板での名言があったけど、今なら
「自民は横暴だから批判されるが、野党は無能だから批判されている」
というあたりが有権者の反応ではないかという
味わい深い。
「9条改憲で国旗はこうなる」 彫刻家・中垣さん https://t.co/mCoXrtChBt
— NEVERMORE (@nevermore1dream) 2019年5月3日
「無能な敵」(笑)はどんな応援団より有難い応援団になり得る。安倍総理とその側近連は内心ほくそ笑んでいるんじゃないか?! 「自称リベラル」とか「自称保守」と称される、世間から見れば何かー、特殊な人たちに見られてんでしょ(笑)の人たちは「理解」と言う一番の出発点がお留守になっている https://t.co/tBNM7PKztf
— NEVERMORE (@nevermore1dream) 2019年5月3日
この「安倍総理とその側近連は内心ほくそ笑んでいるんじゃないか?!」は、どうかと思う。少なくとも上級幹部クラスでは、「反アベ」勢力があまりに無能なことに危機感を覚え、だからこそ、あえて東京新聞の名物記者に苦言を呈したのではないか。
また、自民党の若い衆の緊張感の欠如にも危機感をもっただろう。議員勉強会の初回に小林よしのりをよぼう、とかいうものっそい馬鹿な企画をたてた若造どもを、(あわてて)指導して、まっとうな学者を呼ばせた、という事例があった。
敵は、無能すぎると、むしろ対応がめんどくさくなるんだ。
歴史をひもとけば、それなりに事例が出てくるでしょうけど。
多少の地位・位置のある人なら、身にしみてわかる・思い起こすのではなかろうか。