前回に続いて、さらに2両を「緑の客車」化改造。
対象は、ともに2両以上あるものの「これ!」と言って使い道のなかった、バケット急行の片割れのクハ6と、客車のホハフ12。
バケット急行のデハ56は、とにかく製品化されたことに敬意を表して電車化したものの、同じ車体のクハ6は電車化する気にはなれず、休車状態だった。
で、デハ2007と同じレーシンググリーンに塗装したのだが、今一つ気に入らない。
さらに、この2両だけでペアを組むと、アンバランスさだけが目立ち、これもしっくりこない。
と言うことでバケットカーとペアを組んでもそんなに違和感ない1両を追加改造することに。
それが、2両あって余り気味だったホハフ12。
客車の中では大柄な方のホハフ12も、1両だけを「緑の客車」にすることに。
車体側面の窓配置など、バケットカーとペアを組ませても違和感はない。
ただレーシンググリーンは問題があるため、塗料(スプレー)は新たに買い直し。
近くのジョーシンではタミヤカラーは置いておらず、ミスターホビーシリーズのみ。売り場面積が小さいので、ガンダムシリーズに使えるカラーしか置いてないのだろう。
で、脇にあるコーナンの塗料コーナーに行くと、、、
最近のDIYブームに乗ってか、素人対象とも思えるカラースプレーがずらり。
面白いのは、そのカラーバリエーション。グリーンだけと言うのは、この店ではなかったが、「コロラドグリーン」「クラッシクグリーン」と言う、今まで聞いたこともない種類が。
タミヤカラーと同じく、ふたの色が中身の色を現しているのだが、この2種類のグリーンの差がほとんどわからない。
試しに「コロラドグリーン」を買ってみたのだが、、、
家に帰り、窓ガラス板に吹き付け試験をしたところ、
写真ではわかりにくいかもしれないが、「コロラドグリーン」は結構、青みがかっている。思っていたダークグリーンとは感じが違ったので、次の日に「クラッシクグリーン」を買い直し。
この際、バケット手すりは白塗装に。本当はシルバーにしたかったのだが、シルバーのスプレーがなかったので、白で代用(?)。
「クラシックグリーン」の色合いは、ほぼダークグリーン。窓枠とドアは、下地をかねて塗っていた「海軍灰緑色」。
窓枠を車体色を塗らずに別塗装に塗るのは、南海電車の影響か。
「クラシックグリーン」が気に入ったのでホハフ12も、
同様に塗装。
ただ同じ塗装にしても面白くなかったので、バケットカーの方は窓枠とドアを、南海のイメージに似た感じのニス色(薄茶色)で、ホハフ12の方は近代化改造されたということで、ドアは灰緑色、窓枠はアルミサッシ化されたということでシルバーに。この部分はガンダムマーカーの出番。
最後の問題が、ホハフ12の屋根。
ホハフ12は、コストダウンを考えてか、正面・側板・屋根が一体構造。
このため屋根だけを塗るのは一苦労。
本来なら幅広のマスキングテープ(1センチ幅以上)で車体を覆えばいいのだが、もとよりそんな幅広のマスキングテープは持ってない。
このため、手近にあったレジシートをマスキング代わりに。
ただこのレジシートが、台代わりにもなるため、上から吹き付ける屋根だけの塗装の場合はなかなか具合がいい。
これが塗装後。上からだけの吹き付けとはいえ、側面にも、これだけ塗料がまわっている。
最後に内装(座席設置)。
ホハフ12の方は、すでにKATUMIのロングシートが設置済み。
これに対しバケットカーの方は休車状態だったこともあり、未設置。
今回「緑の客車」化に合わせ、「古さ」を強調するために久々に「L型材」でシート設置。
シートの着席面は青色で、背もたれ部は、ニス塗のままを強調するために薄茶色に塗り分けた。
両方とも車端部の座席はなくドア間のみとした。
窓ガラスパーツに付けたのは、窓ガラスパーツの出っ張りが、車体床下部の抑えとなっているため。
バケットの白塗装、1つはきれいにできたのだが、もう一つが吹付時の距離が短かったため、出来がいまいち。バケットは余っているからもう1回作り直してもいい。
車体番号部をはがすと、クハ6改め「ハ6」とホハフ12改め「ハ1」が出来上がった。
1・6とも、ドア内側の窓枠が車体色のままなのは、戸袋部のため。電車と同じように、この部分に白色の摺ガラスを入れてもよかったのだが、今回は見合わせた。
電気機関車の塗装変更も、やっぱり考えよう。