単端2両が手に入ったところで、この3両のいじくり開始。
左端の8号は、何度も登場しているように、電気機関車のおまけで付いてきた2軸客車をKATOのポケットライン動力で単端化したもの。
とはいえ、使い道にあぶれていた物を、森林鉄道建設を機に、客車編成の動力に使うことに用途(?)変更。そして、ジ2・ジ10が入ったことにより、その役目をこの2両に譲り、8号は再び用途変更。購入以来ほとんど放棄していた「2軸客車」として、運材車編成に組み込み、職員輸送用客車として、再整備することに。
車体側面の窓見付は、4両とも同じ。違いは、新しい単端2両が、動力ユニットの関係で(そうとしか思えない)、カプラー上部にステップらしき板がついていること。
2両の端単は(もちろん8号も)、妻面・側板ともバラバラになるので、再塗装や室内造形には何かと便利。
これを利用して行ったのが、最初の改造。
まず2両の端単は、運転席側とステップ付き妻面側を入れ替え、運転席から見て、ドアが後ろ側になるよう車体を反転させた。
そして運転席側妻面も、2号と8号で入替。ただ2号についているラジエーターグリルを、そのまま使うかについては、まだ未定。
このグリルを8号に付けた場合は、
こんな感じになるけど、ここまでする必要あるかな?
ちなみに、8号の妻面を装着した場合、最下部が、台車枠のカプラー取り付け枠に、0.5ミリほど干渉するため、素直に面一にはならない。
またジ2と動力ユニットTM02Rを比べると、一見すると収まりそうだが、猫屋線特有の細かな差異により、きちっとつかない可能性が高い。何よりもカプラーの位置が問題で、TM07R装着が前提で作られたあのステップが、TM02Rでは、全く邪魔。無理やりTM02Rを装着し、ステップ切断の改造をするぐらいなら、素直にTM07Rを使うほうがましか。
また妻面も、よく似た感じの、下津井のバケット電車ものも試してみたが、
肝心の側面固定や屋根板固定のやり方が全く違い、接着剤でのポン付け以外の方法はなかったため、これも見送り。
しかしバケット電車のバケットは、
ステップにつけて再利用させていただくことに。
ジ2号と8号客車は、このようにばらばらにし、塗装工程へ。
問題はこのジ10号。再塗装、した方がいいかな?
なお運転台位置を入れ替え、ドアを後ろ位置にしたのは、単なる思い付きではなく、RMライブラリーにあった記述が参考。
ジ10のベースになった、西大寺鉄道のキハ8・10は、なんと1両のボギー車を半分にして生み出された、2両の端単。
キハ8の方は、模型オリジナルのジ10の形状をしているが、キハ10の方は、ドアが後ろ寄りにある、私が改造したジ10の形状。さらに言えば、運転席からドアが遠いこともあってか、運転席脇には、ちゃんと乗務員ドアもある。さらにさらに、ステップのある反対側妻面、客室からステップへ出る入口はなく、見事な非貫通構造。うちの模型では、そこまでは再現しないが、、、。