フェロシルトの投棄問題で岐阜県と話し合いました。
岐阜県内は石原産業が自主撤去する方向に、具体的に進んでいます。
しかし、岐阜県は撤去後について、「撤去すれば、あとには問題はないから、その後の調査は必要なし」との考え。それで6月に知事に要望書を出しました。その後、知事が「調査は必要」と表明したこともありました。
回答指定の8月11日に県と話し会い、この場で、石原産業が示してきた撤去スケジュールの文書が初めて示されました。基本的には年内に撤去の概要。個別地域ごとの事情も県から説明がありました。 (写真をクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)
当初は県は環境調査は必要なし、だったのに、一応の調査が予定されています。
この「撤去計画(の公開)」と「調査の実施」の2点は、それなりに評価してよいと受け止めました。
関連資料
要点は、
2.撤去計画フロー図の「4 計画」では、
「埋戻し土の選定」として、「計画した埋戻し土を第三者機関にて検査し、検査報告書を岐阜県・各市町村に提出します。了承を得た土を使用します。(検査は、山土採取場所毎1回。なお、同一採取場所で5,000立法メートル以上採取する場合は5,000立法メートルを超える毎に1回検査を実施する)
「6 『撤去着手』として、「フエロシルト保管場所及び保管方法」については、
「1.石原産業(株)四日市工場内に搬出します。保管方法としコンクリート土間上及底面部シート養生を行った場所に盛土し、盛土部には飛散防止養生を行う。
2.受入れ最終処分場に搬出します。(処分場調査中)」
とされています。
「撤去終了後」については、
・周辺河川水調査(上下流・土壌環境基準超過項目)
・土壌の汚染状況調査(撤去後の敷地内及周辺で汚染の有無の確認・土壌環境基準超過項目)
・放射線調査(周辺地域、撤去前との比較)
・埋め戻し土の土壌溶出試験(土壌環境基準全項目)
・土壌の汚染状況調査により汚染のないことの確認後
「埋戻し作業開始」として
「地下水モニタリング調査(敷地内の最下流部に観測井を掘り、年4回、2年間継続して汚染のないことを確認する。土壌環境基準超過項目)」
●私たちへの岐阜県回答については、石原産業の回答が不十分なので、次のことなどについて再度の交渉を求めました。
①状況については、「中間報告的に2ヶ月に一度、石原産業に報告させる」
②製造工程等については、企業秘密に関しない部分を厳密に特定した上で、提供を求める。
③六価クロム生成の原因につては、県に報告があり次第、公表する
ということで、それなりに評価しました。
これまでのことは8月1日
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●愛知県の対応
知事会見 7月28日
●三重県の調査でも有害物質(三重県発表)
調査結果について 7月29日
新たに判明した現場 8月12日
●業界の動き
フェロシルトの自主回収の業績影響を見極める必要あり 業界関係・8月1日
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