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てらまち・ねっと



 選挙前の後援会の活動としての「チラシ配り」で支援者に謝礼を払ったことで、当選したばかりの町長が捕まった今年4月岐阜県輪之内町の選挙。
 昨日の第一回公判で容疑を否認したという。

 この裁判での主張や成り行きに注目したい。
 「選挙講座」を標榜して立候補予定者の皆さんの勉強会の講師をしているから。
 「謝礼」を払ったことが「買収」として一番いけないわけだけど、どうも、後援会=政治団体としての組織や活動実態も重要な前提条件になるらしい。

 なお、これらの行為の指南役は、かつて国会議員秘書を努めていた人物で、羽島市長の選挙参謀もやったとか。

 ともかく、岐阜地検は先日、検事正が交代したばかり。
 最近まであいさつ回りなどで、いろいろな事件を把握しておらず、山県市のポスター代の詐欺容疑事件の書類送検も遅れているのではないか、という噂まで流れてきた。

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● 「基本に忠実で」 岐阜地検着任で宮崎検事正が会見  岐阜 6月29日
 岐阜地検に二十八日着任した宮崎雄一検事正(57)が同日、記者会見し「厳正、公平、不偏不党の精神にのっとり、基本に忠実な検察を全うしたい」と抱負を述べた。
 宮崎検事正は長野県出身で、名古屋大大学院修了。大阪高検公安部長、最高検検事などを経て、徳島地検検事正から岐阜地検検事正になった。岐阜県での勤務は初めて。
 印象に残っている事件として、大阪高検公安部長時代に担当した和歌山の毒物カレー事件を挙げ、二〇〇九年から実施される裁判員制度で同様の事件が対象になった場合を想定して「長期の審理は許されない。どう取り組むか、検察にとって課題が重いと感じた」と話した。
 また「裁判で一般の人の理解を得ることの難しさを感じた」とも述べ、「臨機応変に裁判員の反応を見ながら立証の訓練をする必要がある」と課題を語った。
 (稲熊美樹)

● 岐阜地検:「基本に忠実に」 宮崎・検事正が着任会見 /岐阜  毎日 6月29日
 岐阜地検に宮崎雄一・新検事正が28日着任し、記者会見を行った。宮崎検事正は「厳正公平、不偏不党、基本に忠実な検察の運営をしていきたい」と述べた。長野県出身。前任地は徳島地検で、岐阜で生活・仕事をするのは初めてという。モットーは「よく遊び、よく学び、よく働く」。後輩にも伝え、「バランスの取れた検察庁にしていきたい」と話していた。【鈴木敬子】毎日新聞 2007年6月29日
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輪之内選挙違反、岐阜地裁初公判

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「運動員らに対して現金5000円を渡したとして 公職選挙法違反の罪に問われる」



 「運動員ら49人 
 罰金10万円の略式命令を受ける」



 検察側
「知名度を上げるためにビラを配ることとし運動員に報酬として現金を渡すことを決めた」



 検察側
「金は自分の銀行口座からおろし それを妻が封筒に入れた」



 渋谷前町長と妻
 「金はビラ配りの手間代という趣旨 選挙違反という認識はない」


● 【社会】
「買収意図せず現金」 輪之内選挙違反、岐阜地裁初公判
 中日 2007年7月2日 夕刊
 ◆前町長夫婦が無罪主張
 統一地方選の岐阜県輪之内町長選をめぐる選挙違反事件で、公職選挙法違反(現金買収など)の罪に問われた前町長渋谷桂一被告(66)=町長就任後に辞職、同町福束=ら三人の初公判が二日、岐阜地裁(田辺三保子裁判長)で開かれた。渋谷被告は運動員に現金を渡した事実は認めたが、「ビラ配布の趣旨は後援会活動。(現金は)ビラを配ってもらう実費弁償的なもので、買収を意図していない」と無罪を主張。妻の秀子被告(59)も「主人の申し上げた通り」と起訴事実を否認した。

 一方、選挙事務所の事務長だった会社顧問鈴木正男被告(60)=同県海津市南濃町太田=は「間違いありません」と起訴事実を認めた。

 起訴状によると、三人は共謀し、選挙期間前の二月十八日、自宅で運動員四十九人に対し、渋谷被告の名前や顔写真などが掲載されたビラを町内全戸に配ってもらうなどする報酬として五千円ずつを配った。

 現金を受け取った運動員四十九人も公選法違反(被買収)の罪に問われ、すでに罰金十万円の略式命令を受けている。

 渋谷被告は四月二十二日に行われた町長選で新人三人の激戦を制して当選したが、四日後に逮捕された。拘置中の同三十日に町長に就任。起訴を受け「町政を混乱させた」などとして辞職願を町議長に提出、五月二十一日に失職した。


● 前町長無罪主張…町民「潔さがない」と批判  岐阜  2007年07月03日08:41 
 安八郡輪之内町長選挙違反事件で、公選法違反罪(現金買収など)に問われた前町長の渋谷桂一被告(66)ら3被告の初公判。渋谷被告と妻の秀子被告(60)側が無罪を主張したことを受け、町民からは「潔さがない」などの声が上がった。
 先月の出直し町長選で当選した木野隆之町長は「事件は(町にとって)不幸な出来事」とし、「今後適切な行政運営をして、信頼を回復していくしかない」と強調。

 渋谷被告側が「現金を配ったのは手間代で買収を意図していない」と無罪を主張したことについて、現金を受け取り、略式命令を受けた40代男性は「私たちは罪を確定された身。無罪を主張した渋谷被告の判決がどのようになるかを見守りたい」と話していた。

 町内の主婦(58)は「町長になる人は公選法くらい勉強してもらわないと困る。渋谷被告には潔さがない」と憤り、別の主婦(54)も「たとえ知らなくても選挙前に現金のやり取りをすることは常識では考えられない。それだけ町民の意識が低かったということ」とあきれたように語った

 一方で、50代男性は「すでに新しい町長も決まっているし、事件はもう過去のものとしたい」と話していた。

● 輪之内町長選の公選法違反:「投票依頼ではない」 渋谷被告、無罪主張 /岐阜  毎日 2007年7月3日
 ◇地裁初公判
 今年4月の輪之内町長選をめぐる現金買収事件で公選法違反罪に問われ、2日に岐阜地裁で開かれた前同町長、渋谷桂一被告(66)=同町福束=ら3人の初公判。渋谷被告は「現金を渡したのは投票依頼のための買収ではなく、後援会活動の手間代」と無罪を主張し、検察側は「後援会費が徴収されたことはなく、後援会総会も開かれたことはなかった」と後援会には実態がないことを指摘して反論した。

 検察側は冒頭陳述で、選挙参謀の鈴木正男被告(60)=海津市南濃町太田=が指南役となり現金買収を指示したと指摘。「『そんなことをしていいかな』と不安に思う渋谷被告に、鈴木被告は『後援会の活動やで。領収書取ればええ。根掘り葉掘り聞くなよ』と話した」などと経緯を明らかにした。

 一方、起訴事実を認めた鈴木被告は弁護側の被告人質問で、報酬を払うことに「まずいという気持ちはあった」と述べた。さらに後援会について「公式の設立総会を開き、渋谷被告個人からではなく、後援会資金から報酬を払うなど、きちんとした組織を作るべきだった」と話した。【鈴木敬子、稲垣衆史】

● 前輪之内町長 「買収でなく手間代」  朝日 2007年07月03日
 「あくまで後援会活動。当選を得る目的ではない」――。4月の輪之内町長選で運動員に現金5千円を渡して後援会申込書のビラを配布したとして、公職選挙法違反(現金買収、事前運動)の罪に問われた前町長渋谷桂一被告(66)と妻の秀子被告(59)は2日、岐阜地裁の初公判で起訴事実を否認し、無罪を訴えた。

 渋谷被告は、紺のジャケットにグレーのズボン、サンダル履きで入廷。白髪が目立つ頭をうつむけ、肩を落として被告人席に着いた。だが罪状認否では「お金を払ったが、手間代など実費弁償の意味合い。投票依頼の買収を意図したものではない」とはっきりとした口調で否定した。

 渋谷被告は「町職員や助役を経験した自分は、選挙違反をしてはいけないと分かっていたし、負けてもいいからきれいな選挙をしたいと思っていた。今でも選挙違反をしたという思いはない」と持論を述べた。

 検察側は、渋谷被告が作成した、現金受け渡し当日の日付や金額などが書き込まれた領収書などを証拠として提出。冒頭陳述では、渋谷被告が主張する「後援会活動」の実態や、後援会事務局長の鈴木正男被告(60)が現金受け渡しの計画を主導した経緯を再現した。
 冒頭陳述によると、渋谷被告は2月上旬、地元の自治会役員らを自宅に集めて「名前だけでいいから」と後援会幹部への就任を依頼。会計担当者には親族を当て、会費は徴収せず、後援会費用は自らが負担したという。

 ビラ配布の報酬として現金5千円を渡す計画は、かつて国会議員秘書を務め、渋谷被告に指南役を請われた鈴木被告が提案した。事前の会合で不安を感じた渋谷被告に、鈴木被告は「後援会活動やで。根掘り葉掘り聞くなよ」「領収書を取ればええ」などと返答。渋谷被告は運動員に是非を問われると「議員秘書をやった人がいうんで、いいんやろ」と追従。自ら銀行に足を運び、預金から5千円札60枚を引き出し、買収資金に充てたという。

 鈴木被告は被告人質問で「買収を考えたことはなかったが、後援会の実態がはっきりしていなかったので、まずい面があった」と述べ、現金受け渡しが不適正だったと認めた。

● 輪之内町選挙違反 前町長夫婦、無罪主張  「報酬ではなく手間賃」  読売 7月3日
 岐阜県輪之内町の町長選で、運動員に現金5000円を渡し、票の取りまとめを依頼するなどしたとして、公職選挙法違反(現金買収、事前運動)の罪に問われている前町長渋谷桂一(66)(同町福束)ら3被告の初公判が2日、岐阜地裁(田辺三保子裁判長)であった。罪状認否で渋谷被告と、妻の秀子被告(59)は「後援会活動としてビラの配布を頼んだ手間賃だった。選挙運動の報酬ではない」と起訴事実を否認し、全面的に争う姿勢を見せた。

 一方、選挙事務所の事務長だった会社顧問鈴木正男被告(60)(同県海津市南濃町太田)は「間違いありません」と起訴事実を認めた。

 起訴状などによると、渋谷被告らは共謀し、町長選告示前の今年2月18日、運動員49人に、自分の名前や顔写真入りのビラを町内全戸に配るよう依頼し、その報酬として1人当たり現金5000円を配った。
 渋谷被告の弁護人は「選挙運動に当たらない」と無罪を主張した。
(2007年7月3日 読売新聞)

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 百合がいろいろと咲いてきました。
 昨日、雨のあと変わった種類を2つ撮りました。
 (球根のラベルが残してあるので品種名も。栽培はつれあい)

トライアンフェータ 
希少種のトライアンフェータの開花
軒の下に移動。背丈ほど
花は直径は20センチも
(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大

トライアンフェータは、
鉄砲百合とオリエンタル百合を交配させた
OTハイブリットだそう。

    

OTリリー・レッドホット 
OTリリーは、オリエンタルリリーとトランペット系の交配種
山百合のような姿


    

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