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てらまち・ねっと



 真実は何なのかと小保方氏のことを注目している。
 昨日の本人の会見で、謝罪しつつ、原点は曲げない姿勢を貫いたようだ。
 それはそれとして、立派だと思う。

 あの立派なホテルの会見場を設定してのアピールも大したもの。
 日本人的な発想でたたくマスコミや人々がいるけど、譲れないところは譲らない姿勢は大事なこと。

 とはいえ、「STAP細胞」が真実なのかの疑問には、証拠を示しての答えがなかったらしい。

 ★読売★≪「STAP細胞は200回以上作製した」とその存在を主張したものの、証拠となるデータは示さなかった。
 小保方氏は画像の取り違えや加工を認めた上で、「結論が正しい以上、(撤回は)正しい行為ではないと考えます」「(撤回すれば)結論が間違っていたと発表することになる」と撤回を否定した。≫


 ★日テレ★≪会見で小保方さんは、主に3点について主張した。
 1つ目は、論文に不正があったと認定された部分だが、これは確かにデータ管理にずさんな部分があったけれども、改ざんやねつ造ではないんだ、悪意ではないんだ、というところを強調した。
 2つ目は「聞き取り調査が不十分」で、ヒアリングは質問に対して一問一答で答えるかたちだった。もっと弁解と説明の機会を与えてほしかったとして再調査を求めている。
 3つ目として、小保方さんはSTAP細胞があると改めて主張した。これは、会見の中で一番力強く語っていたことで、STAP細胞を200回以上作製に成功していると自信を見せた。
 ただ、その裏付けとなるデータは出てこなかった。さらに、論文のデータに関しても、これが正しいデータと小保方さんは提示をしているが、それが本当に正しいのかどうか、裏付けできる資料も出てこなかった。≫


★THE PAGE(ザ・ページ)★≪記者「STAP細胞ではなくES細胞が混入したのでは?」
小保方さん「STAP細胞を作成していたころ、研究室内ではES細胞の培養を一切行っていなかった。混入が起こりえない状況を確保していた。
記者「ES細胞の混在はないと言い切れる?」
小保方さん「はい」≫


 気にになるところ。だから、当分は注目。ブログに、ふむふむと思う報道を記録しておいた。
 
(このブログの関連エントリー)
  ★2014年2月19日⇒ ◆「“宝の山”iPS創薬は熾烈な開発競争 欧米巨大資本との戦い」/産経

  ★2014年4月2日⇒ ◆理化学研究所/STAP細胞 論文 捏造・改ざん/小保方氏、猛反論/処分は1カ月後

  ★2014年4月7日⇒ ◆理化学研究所vs小保方氏/STAP細胞で疑義の理研とは/小保方「反撃会見」の衝撃度

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●小保方さん会見「STAP細胞はある、再調査要求」
        テレビ東京 4月9日
 新たな万能細胞とされる「STAP細胞」の論文で、研究に不正があったと認定された理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーがきょう大阪市で記者会見を開き、約70日ぶりに姿を現しました。

小保方さんは、論文に使った画像に加工や取り違えがあったと謝罪しました。

一方で、「間違いで論文の結果に影響がないことと、何よりも実験は確実に行われデータが存在することから、決して悪意をもって論文を仕上げたわけではない」と理研の不正認定に反論しました。

またSTAP細胞の作成に成功し、実験データも存在すると主張しました。小保方さんは理研に再調査を求め、理研の調査委員会は今後再調査するかどうか判断します。

●万能細胞:STAP論文疑惑 小保方氏反論会見 「研究は自己流」 「STAP200回作製」
          毎日新聞 2014年04月10日
 新たな万能細胞「STAP細胞」の論文に不正があるとされた問題で、画像の捏造(ねつぞう)や改ざんをしたとされる理化学研究所の小保方(おぼかた)晴子・研究ユニットリーダー(30)が9日午後、大阪市内で記者会見した。小保方氏は「研究の仕方が自己流だった」と反省の弁を述べた。一方、STAP細胞について「私自身、200回以上作製に成功した」と明言し、論文は撤回しない考えを示した。

 ◇新論文発表に意欲も
 小保方氏が公の場に出るのは、今年1月末にSTAP細胞の作製成功を発表して以来。記者会見は2時間半に及び、涙ぐむ場面もあったが、終始しっかりした口調で主張を述べた。

 理研調査委員会に不正を指摘される事態になったことについて「理研や共同執筆者の皆様をはじめ、多くの方にご迷惑をかけた」と謝罪。「いろいろな研究室を渡り歩き、自己流で走ってきてしまった。本当に不勉強で未熟で情けなく思う」と声を詰まらせた。

 一方、小保方氏は「STAP細胞はあります。コツやレシピがあるので、新たな研究論文として発表したい」と述べた。更に再現性について「私の周囲の人は私が実験で作るのを見ているし、第三者も成功している」と自信を見せた。しかし、第三者に関しては「ここでは個人名は明かせない」と明言を避けた。

 今回のネイチャー論文の撤回については「論文を撤回すると、国際的にはこのSTAP現象は完全に間違いと発表したことになる」と強く否定した。

 理研調査委は最終報告書で、実験ノートが2冊しかなく、画像がどのような実験から出たのかについて科学的な追跡が不可能だと指摘した。この点について小保方氏は、画像を取り違えただけで、万能性を示す証拠となる「テラトーマ」という腫瘍ができたことを示す2012年6月に撮影した正しい画像があると主張。調査委に提出した実験ノートに「撮影前日に『テラトーマの切片を染色した』との記述がある」と説明。また、実験ノートも調査委が指摘する「2冊だけ」ではなく「4、5冊ある」と食い違いを見せた。

 今後について聞かれると「もし研究者としての今後があるのなら、このSTAP細胞を誰かの役に立つ技術にまで発展させていくという思いを貫き、研究を続けたい」と涙ぐんだ。【斎藤広子、須田桃子】

●小保方氏、論文撤回要請を拒否…証拠は示さず
           読売 2014年04月10日
 STAPスタップ細胞問題で、大阪市内で9日に記者会見を開いた理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の小保方おぼかた晴子ユニットリーダー(30)は、STAP細胞の作製を報告した英科学誌ネイチャーの論文について、理研側の撤回要請を拒否する考えを明らかにした。
 「STAP細胞は200回以上作製した」とその存在を主張したものの、証拠となるデータは示さなかった。

 午後1時から約2時間半続いた記者会見で、小保方氏は画像の取り違えや加工を認めた上で、「STAP細胞はあります」などと繰り返した。「結論が正しい以上、(撤回は)正しい行為ではないと考えます」「(撤回すれば)結論が間違っていたと発表することになる」と撤回を否定した。

●200回超作製…小保方氏、主に3点を主張
     日テレ 4/9 21:49 NEWS24
 STAP細胞の論文で画像に不正があったと認定された理化学研究所の小保方晴子ユニットリーダーが9日午後、大阪市内で記者会見を開き、一連の問題について自ら説明した。この会見について、STAP細胞をめぐる問題を取材してきた大阪・読売テレビの横須賀ゆきの記者が解説する。

 一連の問題についてようやく小保方さん自身が説明するということで、会見には約500人の報道陣がつめかけた。小保方さんは冒頭、関係者に大変な迷惑をかけたと涙ながらに謝罪をした。その後、時折言葉に詰まる場面もあったが、2時間半にわたって記者からの質問にゆっくり一言一言かみしめるように答えていた。

 会見で小保方さんは、主に3点について主張した。1つ目は、論文に不正があったと認定された部分だが、これは確かにデータ管理にずさんな部分があったけれども、改ざんやねつ造ではないんだ、悪意ではないんだ、というところを強調した。

 2つ目は「聞き取り調査が不十分」で、ヒアリングは質問に対して一問一答で答えるかたちだった。もっと弁解と説明の機会を与えてほしかったとして再調査を求めている。

 3つ目として、小保方さんはSTAP細胞があると改めて主張した。これは、会見の中で一番力強く語っていたことで、STAP細胞を200回以上作製に成功していると自信を見せた。ただ、その裏付けとなるデータは出てこなかった。さらに、論文のデータに関しても、これが正しいデータと小保方さんは提示をしているが、それが本当に正しいのかどうか、裏付けできる資料も出てこなかった。

 論文含めてSTAP細胞の正当性を主張するのであれば、言葉で主張するだけでなく、納得できる客観的証拠をそろえなければ理解は得られないと感じた会見だった。

 結局、STAP細胞があるのかどうなのかという点については、9日の会見でも分からなかった。STAP細胞があるかどうかは、理研で行われている再現検証実験の結果、あるいは、共同研究者の若山教授が第三者機関に出しているSTAP細胞の調査結果で分かるかどうかということになる。


●小保方氏「STAPある」=論文撤回を否定-「別の人が成功」証拠示さず
        時事(2014/04/09-18:37)
 新しい万能細胞「STAP(スタップ)細胞」の論文問題で、理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダー(30)は9日午後の記者会見で、「STAP細胞はある」と明言した。英科学誌ネイチャーに発表した論文の撤回については「STAP現象が間違いであったと発表することになる」と述べ、同意しない考えを明らかにした。ただ、STAP細胞の存在を証明する明確な証拠は示さなかった。

    【特集】小保方晴子さん記者会見詳報
 国内外の研究者からSTAP細胞の作製成功が報告されていないことに対し、小保方氏は「作製には、ある種のレシピのようなものがある。新たな論文として発表したい」と述べた。

 さらに「別の方にやってもらったことがあり、その方は成功している」と説明したが、作製した人物の名前は明かさなかった。
 小保方氏は、論文の記載に誤りがあったとして「未熟さを情けなく思う」と謝罪した。しかしSTAP細胞の存在については、自分で200回以上作製に成功し、証拠の画像も大量にあると主張。理研の調査委員会が3年間で2冊しかないと指摘したSTAP細胞の実験ノートについても、「少なくとも4、5冊ある」と反論した。

 一方で小保方氏は、作製方法の具体的な情報は今後の論文発表に影響するとして明かさず、実験ノートも公開しないと述べた。
 調査委の聞き取りについては「弁明する機会が少なく、事実関係を詳細に聞き取るという面では不十分だった」と批判。小保方氏1人が不正を行ったと認定され、上司の関わりが否定されたことに対し、「(不満の気持ちを)持つべきでないと思っている」と悔しさをにじませた。

●小保方ユニットリーダーの契約、理研が1年更新
     読売 2014年04月09日
 理化学研究所が1日付で小保方晴子ユニットリーダーの契約を更新していたことがわかった。
 契約期間は来年3月末までの1年間。

 小保方氏が所属する理研発生・再生科学総合研究センターによると、理研の調査委員会がSTAP細胞の論文に不正があったと認定したものの、調査結果は確定しておらず、処分も決まっていないことから、契約を更新した。
 小保方氏は昨年3月、ユニットリーダーとして理研に採用された。

●広報担当者「調査不十分と思わず」と反論
      産経 2014.4.9
 小保方晴子氏が所属する理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の広報担当者は9日、調査が不十分とした小保方氏の見解について「理研や調査委員会として報告書が不完全なら発表はしておらず、不十分とは思わない」と反論した。

 また、1月の会見でSTAP細胞の作製は人工多能性幹細胞(iPS細胞)と比べ容易と説明した点については、共著者の笹井芳樹副センター長が用意したものだったことを明らかにした。

 理研の本部広報(埼玉県和光市)は「不服申し立ての機会が研究所の規定で保障されており、規定に基づき対処する」とコメント。理研で小保方氏を指導した若山照彦・山梨大教授の広報担当者は「コメントを出す可能性はあるが未定」と説明。若山氏の研究室は留守番電話になっていた。

 一方、菅義偉官房長官は9日の記者会見で、一連の問題を受け、世界最高水準の研究を目指す「特定国立研究開発法人」(仮称)への理研の指定を当面見送る考えを表明した

●理研 再調査行うか来週中に判断へ
   NHK 4月10日
 STAP細胞を巡る問題で、理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーは9日、会見し「STAP細胞は200回以上作製に成功している」などと述べて、理化学研究所の調査委員会が認定した研究の改ざんやねつ造はないと主張しました。
理化学研究所は小保方リーダーからの不服申し立てを受け、来週中にも再調査を行うかどうかの判断を出す見通しです。

STAP細胞を巡っては、今月1日、理化学研究所の調査委員会が実験結果の画像が切り貼りされるなどしていたことを「改ざん」としたほか、細胞の万能性を示すとした画像が実際には別の実験の画像だったことを「ねつ造」とする調査結果を発表しています。

これに対し、小保方リーダーは8日、調査のやり直しなどを求める不服申し立てを行ったのに続いて9日の記者会見で「STAP細胞は200回以上作製に成功している」と述べたうえで、研究の改ざんやねつ造といった不正はないと主張しました。

小保方リーダーは、記者会見でねつ造と指摘されている画像について、誤って取り違えたもので、これとは別にSTAP細胞の万能性の証拠となる組織ができたことを示すおととし6月に撮影した画像があり、調査委員会に提出した実験ノートにはその画像に関する記述もあると説明しています。

これに対して、調査委員会は本当にSTAP細胞からできた組織の画像なのか、科学的に追跡することができなかったと結論づけるなど主張は対立しており、理化学研究所は不服申し立てを受けて調査をやり直すかどうか来週中に判断したいとしています。

理化学研究所では、改めて調査する場合は開始後おおむね50日以内に結果を出すことになっている一方、再調査の必要はないと判断された場合には不正を行ったとする調査結果が確定し、理化学研究所は小保方リーダーをはじめとする関係者の処分や論文の取り下げ勧告などを行うことになります。

●【小保方氏会見速報(6)】ES細胞の混入「起こりえない状況を確保していた」
           THE PAGE(ザ・ページ) 2014.4.9 15:13話題
 STAP細胞の論文問題で、理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーが9日午後、大阪市内のホテルで会見。主な質疑応答は以下のとおり。

【アーカイブ動画】STAP細胞問題で小保方氏が記者会見
・・・・・・・・・・・・(略)・・・
記者「調査の不備について。小保方さんは若山さんらに切り貼りを相談したことなかったのか?」
小保方さん「切り貼りをしましたということは報告していなかった」

記者「実験を公開されるのか? お持ちのノートを公開される気は?」
小保方さん「私の判断では決められることではない、時間も場所もいるし気軽に決められることはない。実験は秘密実験もあるので、すべてを公開するわけにはいかない」

記者「STAP細胞はある、ない?」
小保方さん「STAP細胞はあります。STAP細胞が再現できるようになるべき。そのためには今回の論文は最適条件を示したものではないので、さらに私自身はたくさんのコツが存在しているが、それを新たな研究論文として発表できたら」

記者「独自のやり方で突っ走ってきたとのことだが、それがSTAP細胞発見につながったと思うか」
小保方さん「たくさんの方々に出会い先生に支えられ歩んできた道ですので、いろんな未熟な点や不勉強な点は多々あったけど、だからこそSTAP細胞にたどりついたんだと思いたい」

記者「200回も成功してるんだから切り貼りはしょうがないと思うか」
小保方さん「いやそんなことはありません」

記者「STAP細胞ではなくES細胞が混入したのでは?」
小保方さん「STAP細胞を作成していたころ、研究室内ではES細胞の培養を一切行っていなかった。混入が起こりえない状況を確保していた。
記者「ES細胞の混在はないと言い切れる?」
小保方さん「はい」

・・・・・(略)・・・

●小保方氏以外の博士論文280本も調査へ…早大
          読売 2014年04月07日
 早稲田大先進理工学研究科が、博士号を授与したすべての博士論文を対象に、盗用など不正の有無を確認する調査に着手したことが6日わかった。

 悪質な論文が見つかれば、学位の取り消しも検討する。複数の早大関係者が明らかにした。

 同研究科は2007年に設置され、学位を授与した博士論文は約280本ある。STAPスタップ細胞の作製を発表した理化学研究所の小保方おぼかた晴子ユニットリーダー(30)は同研究科に博士論文を提出し、11年に学位を取得した。早大は、この博士論文の記述に海外のホームページから盗用した疑いがあるとして、先月、調査委員会を設置した。

 同研究科は、小保方氏以外の博士論文についても、盗用や捏造ねつぞう、改ざんなどの不正の有無を調べる。今年7月頃に全体の予備的な調査を終え、悪質な不正が疑われる論文が見つかれば、さらに精査する方針だ。

●【社説】小保方氏会見 研究姿勢が疑念招いた
       中日 2014年4月10日
 「STAP細胞」論文の主著者である理化学研究所(理研)の小保方晴子ユニットリーダーが公の場で弁明した。あらためて研究成果を強調したが、研究姿勢への反省も口にした。
 小保方氏は理研の調査委員会が論文に捏造(ねつぞう)や改ざんがあったと認定した点について、「悪意のない間違い」と不服を申し立てた。

 十分な弁明の機会も与えられなかったとして再調査や委員を外部人材に委ねることも求めている。
 公平性を高めるために理研は十分な弁明の機会や委員の再構成を検討してもいいのではないか。
 STAP細胞の存在について小保方氏は「二百回以上作製している」と主張した。第三者も作製に成功していると説明した。
 たとえ事実だとしても論文で示した万能細胞の前段階にすぎず、万能細胞実在の証明にはなっていない。小保方氏は実証実験への協力を表明した。理研や第三者の実証実験に積極的に協力すべきだ。

 成果への疑念は研究姿勢が招いた。「学生時代からいろいろな研究室を渡り歩き自己流でここまできてしまった」と未熟さを語った。研究データの管理や論文への使用がずさんで調査委の検証を阻んだ面もある。
 競争が激しい科学研究では、成果の証明のためにもデータ類は細大漏らさず保存・管理するのが常識だ。その意識が希薄だった。反省は当然だろう。

 研究成果は科学界へ検証可能なデータを公開し吟味や批判を受けることで人類共有の財産になる。
 検証可能なデータの保存は疑惑を持たれた時、研究者自身の身を守る武器にもなる。
 文部科学省が二〇〇六年に策定した研究不正の防止指針では、疑惑が持たれ研究者がそれを示せない場合は不正行為とみなされるとまで規定している。

 データの保存は間違いのない研究成果を示すことと同様に重要な責務だ。その認識を研究現場が持っているのか点検すべきだ。
 文科省は近く指針を見直す。依然、不正が後を絶たないからだ。見直しでは研究者に対しデータの保存・公開を一定期間義務付ける方向だ。学生段階からの倫理教育の充実も盛り込んでいる。

 「不正行為は科学の発展を妨げ、冒涜(ぼうとく)するもの」と見直し指針は指摘する。不正を呼ぶ成果主義や研究費獲得などに走るのではなく、人類の幸福に貢献するという科学研究の原点に立ち返るべきだ。

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