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てらまち・ねっと



 プロ野球の選手が、試合に関して「賭博」をしていたという話の時は、プロスポーツってそんな傾向があると、さして不思議にも思わなかった。
  ・・・「プロ」の個人や集団は、不正が許されないのは当然のことなのに・・・

 そして、巨人だけでなく、他球団も発覚するのだろうと思っていたら・・・その報道が始まった。
 しかも、昨日は、サッカーの「Jリーグ、全クラブに注意喚起」とも。「心当たりがあるから注意を喚起する」構図は間違いない。
 それら経過を記録しておく。

 最初の頃の報道は、巨人の選手が★≪「ノック『エラー3回なら3万円ずつ払う』」「数人でノックを受け、エラーの数が一番多い投手が他の選手に現金を支払う仕組み」「現金がかかっていることを承知で、若手選手に厳しい打球をノックするコーチもいた」「チーム内では、トランプやマージャンなどの賭け事も選手間で日常的」≫(朝日)だったという。

 しかも ★≪調査委員会の委員長は14日、八百長や敗退行為にはつながらないと判断していたことを明らかにした≫という無神経さ。もちろん、≪球団上層部も認識していた。≫(読売)

 ★≪円陣で激励の声出しをする係に対し、巨人が勝つと1人5千円を渡し、負けると声出し係が全員に1千円を渡していた。・・元投手は「連勝していくごとに(渡す金額が)跳ね上がる」と説明≫(産経)

 ★≪「レートが上がり過ぎて(わざと)打たないことも可能だった」と、敗退行為を招く恐れを指摘≫(日刊ゲンダイ)

 そのうち他球団もと思って読んでいたら、「阪神も」と流れていた。

 ★阪神社長は、≪数年前から「ノックでの罰金や巨人と似たような(試合前の)円陣もあった」、1人数千円程度の金銭のやりとりがチーム内で行われていた。球団は昨秋の巨人の野球賭博問題を受けた内部調査の段階で把握していたが、野球協約違反にあたらないとして公表していなかった。≫(産経)

 さらに、★≪プロ野球金銭やりとり、阪神に加え西武でも≫(朝日)

 続いて、★≪Jリーグ、全クラブに注意喚起 プロ野球賭博問題で/15日、プロ野球界で問題となっている賭博行為や選手間の現金授受に関連してJ1~J3の全53クラブに注意喚起した。試合や練習に絡んだ賭け事や金銭のやりとりの禁止徹底を求める内容/「他山の石として、健全化に取り組まないといけない」≫

 この後は、どの程度広がるのか・・・

 ところで、今日は議会の一般質問、私は10時半ごろから。基本的に準備はできたのでノンビリとネットを見る余裕・・・
 今朝の気温は、5時40分で「-1.4度」。6時過ぎたらノルディックウォークにでかける。
 なお、2月に12年目になった私のブログ、gooブログからの今朝の通知は、「開設から4.042日」「3月15日のアクセス数 閲覧数 3.822 訪問者数 1.208」だった。

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●ノック「エラー3回なら3万円ずつ払う」松本元投手証言
     朝日 2016年3月15日
 野球賭博をしたとして昨年11月に巨人から契約を解除された松本竜也元投手(22)が、朝日新聞の取材に、現金のかかった練習があったことを証言した。チーム内では、トランプやマージャンなどの賭け事も選手間で日常的に行われていたという。

 松本元投手によると、現金がかかっていたのは、投手へのノック練習。数人でノックを受け、エラーの数が一番多い投手が他の選手に現金を支払う仕組みだった。日々の練習やキャンプ時にもやっていたといい、松本元投手は「エラー3回なら3万円ずつをメンバーに払う。10万円以上負けることもあった」と話した。

 この「習慣」は「入団したときからあった」という。2軍選手の参加は強制されないが「ノリが悪いやつだと見られるのでやっていた」。中には、現金がかかっていることを承知で、若手選手に厳しい打球をノックするコーチもいたという。

●【巨人軍野球賭博】選手の公式戦現金やりとり 野球機構調査委「八百長にはつながらない…」
        産経 2016.3.14
 野球賭博に4選手が関与していたプロ野球巨人の選手が、自チームの公式戦の勝敗に絡んで現金のやりとりをしていた問題で、日本野球機構(NPB)調査委員会の大鶴基成委員長は14日、八百長や敗退行為にはつながらないと判断していたことを明らかにした。

 選手の拠出金が1試合当たり5千円でプロ野球選手としては少額なため、などとしている。

 巨人では、選手が試合ごとに現金を出し合い、勝った場合は、試合での円陣で「声出し」と呼ばれる発声を担当した選手が総取りするルールで金銭のやりとりをしていた。

 NPB調査委は、野球賭博をめぐる調査の過程で、こうした現金やり取りの実態を把握していた。

●巨人の野球賭博問題 規約抵触指摘され野球ファンがヒリヒリ
        夕刊アメーバニュース 2016年03月14日
野球賭博に関与していた読売巨人軍の4人の選手・元選手が、巨人の公式戦に関連し現金のやり取りをしていたことを日刊スポーツ等が報じた。

4人は昨年無期限失格処分を受け、契約解除をされた福田聡志、笠原将生、松本竜也と、今月賭博が発覚した高木京介投手だ。今回の件で日本野球機構の調査委はこの現金のやり取りの実態を把握していたが、拠出金が5000円と少額だったため八百長には繋がらないと判断していたようだ。

現金のやり取りについては、野球協約第177条(不正行為)1の(6)にある「所属球団が直接関与する試合について賭をすること」に抵触する可能性がある。

だからこそ「少額なので八百長ではない」という調査委の報告にはネットで失笑が起きている。なお、巨人は球団として、「ゲン担ぎの意味合い」と説明し、賭けではないとの認識を報道後に示した。

こんな状況だからこそ、野球ファンからは今年巨人が出場できるのかを懸念する声が多数出ている。もし出場ができなくなるのだとすれば、セ・リーグが5球団で試合をすることになるが、しかしそうなれば他の5球団もドル箱カードの巨人戦を失うことになるほか、野球自体の盛り上がりも下がってしまう。

そのため、野球ファンにとってはヒリヒリする展開がこれから待っていそうだ。こうした憶測が出るほど「球界の盟主」である巨人のスキャンダルは大きな衝撃を与えている。

●巨人、現金授受1試合14万やりとりは「験かつぎ」
       日刊スポーツ 2016年3月14日
 プロ野球巨人の選手が自チームの公式戦の勝敗に絡んで現金のやりとりを行っていたことが判明し、巨人の森田清司総務本部長は14日、東京・大手町の球団事務所で取材に応じ、1試合当たり投手と野手で計最大14万円が動いていたと明らかにした。その上で「験かつぎの色合いもあり、賭け事とは全く異質の行為。(わざと負けるなどの)敗退行為とは全く正反対」と説明したが、野球賭博につながるような金銭絡みの実態があらためて浮き彫りになった。

 巨人によると投手と野手に分かれて行われる試合前の円陣で「声出し」と呼ばれる発声を担当した選手が、試合に勝てばそれぞれ1人から5000円ずつを受け取り、負ければ1人に1000円ずつを支払っていたという。球団によると一部を除き参加していた。1軍登録メンバーは投手が12人、野手が16人程度であることが多くそれぞれ約6万円、約8万円が動いていた。連勝中は声出しの担当者は変わらず、勝ち続ければ受け取る総額は大きくなった。

 チームが低迷していた2012年のシーズン初頭に始まったという。森田本部長は「縁起のいい声出し役にみんなでご祝儀を出そうとなった」と金銭の受け渡しが始まった経緯を説明。一部報道でチームが連勝すると額が増加すると報じられたことには「レートが跳ね上がることはなかった」と否定した。

 昨秋の日本野球機構(NPB)の調査委員会の調査で判明したが、野球協約違反はないとして、森田本部長は「NPBの公表しないとの判断に従った。そもそも賭け行為ではない。額も少額。公表するまでもない、というような判断があったのも確か」と述べた。ただし「誤解を招く恐れがある」として禁止したという。

 高橋由伸監督は昨季まで現役選手だった。森田本部長は「誰が参加し、参加していなかったかはまだ明確に分かっていない」と選手名には言及しなかった。

●巨人選手が現金やりとり 公式戦“勝てば総取り”
    テレ朝 2016/03/14
 プロ野球巨人の選手が自分のチームの公式戦の勝敗に絡んで現金をやり取りしていたことが分かり、巨人はこれを認めました。

 野球賭博に4人の選手が関与していたことが発覚した巨人は、14日午後3時から紀律委員会を開きました。試合前、選手が5000円を出し合い、巨人が勝てば選手の円陣で掛け声をした選手が現金を総取りしていたことについて、球団は「今回の件は『敗退行為』ではなく、士気を高めるゲン担ぎである。2012年春から一部の選手を除き参加している。球団としては賭けではないと判断している」と説明しています。今回の件については、NPB(日本野球機構)も野球協約177条1項にある「敗退行為」にはあたらないとしています。巨人は「隠していたわけではない。今は賭博と誤解されるので禁止している」としています。

●巨人公式戦、1試合14万円やりとり 1軍の大半が参加か
      日経 2016/3/15
プロ野球巨人の選手が自軍の公式戦の勝敗に絡んで現金をやりとりしていた問題で、1試合で約14万円が動いていたことが14日、球団への取材で分かった。試合前に野手、投手がそれぞれで円陣を組み、試合に勝つと発声役に野手で約8万円、投手で約6万円が渡っていたという。

 球団によると、チームは試合前に投手と野手に分かれて「がんばろう」などと声をかける円陣を組む。勝った試合では発声役が5千円ずつを受け取り、負けた場合は逆に1千円を支払っていた。1軍登録は通常投手が12人、野手は16人程度で、ほとんどのメンバーがやりとりに参加していたとみられる。

 球団の森田清司総務本部長によると、現金のやりとりはチームが低迷していた2012年春に始まった。その後成績が向上したため「験を担いで、やめると運が逃げてしまうという意識が働いたのかもしれない」と説明した。その上で「賭け行為には当たらないが、誤解を招く恐れがあるので禁止した」と述べた。

 また練習中のノックで、ミスをした選手が他の選手に少額の現金を渡していたケースがあったことも判明した。球団は日本野球機構(NPB)に報告した上で、禁止したとしている。

 野球賭博への選手の関与に続き問題が発覚したことについて、高橋由伸監督は同日、「うちのチームから暗いニュースばかり出てしまっていて、申し訳ないという言葉しかない」と話した。

●【巨人軍野球賭博】現金やりとり、大半の選手が参加 巨人、NPB調査で把握も公表せず
     2016.3.14
 プロ野球巨人の選手が自軍の公式戦の勝敗を対象に「声出し」と呼ばれる現金のやり取りをしていた問題で、巨人が声出しを日本野球機構(NPB)の調査で把握しながら公表を控えていたことが14日、巨人への取材で分かった。NPBが野球協約に抵触しないと判断したことなどが理由だという。また一連の声出しには1軍選手の大半が参加していたことも判明した。

 巨人の森田清司総務本部長によると、声出しは平成24年春、成績が低迷したことを機に始まった。

試合前に投手陣と野手陣が別々に組む円陣で激励の声出しをする係に対し、巨人が勝つと1人5千円を渡し、負けると声出し係が全員に1千円を渡していた。1回当たりのやり取りの総額は投手陣が6万円、野手陣が8万円の計14万円で、一部を除いて大半の選手が参加していたという。

 産経新聞の取材に笠原将生元投手(25)は「連勝していくごとに(渡す金額が)跳ね上がる」と説明したが、巨人は金額は一定だったと主張し、当時主力選手だった高橋由伸現監督の関与については「まだ分かっていない」とした。

●笠原元投手が“反撃”開始 巨人選手の「現金ゲーム」を暴露
      日刊ゲンダイ 2016年3月14日
 賭博解雇グループが反撃開始だ。読売巨人軍の笠原将生元投手(25)が、自軍の公式戦の勝敗を対象にした現金のやりとりを一部メディアに暴露した。笠原は野球賭博に関与し、昨年11月に無期失格処分を受けて以降、日本野球機構(NPB)や巨人の事情聴取に応じていない。

 また、野球賭博への関与を認めた高木京介投手(26)が、NPBに「野球賭博常習者」と認定された飲食店経営者Bと通話した録音記録も流出。笠原は「なぜ、高木さんの時は会見を設けたのか。巨人はBさんと僕を悪者にしようとしている。(自分も)会見して謝りたい」と訴えており、古巣との全面戦争の様相を呈してきた。

 笠原が新たに打ち明けたのは、選手間で「円陣」や「声出し」などの隠語で呼ばれていた金銭の授受。試合前に選手が現金を出し合い、巨人が勝つと、試合前の円陣で発声を担当した選手が現金を総取りできる仕組み。勝ち星が続く限り、同じ選手が発声を担当し、連勝で3000円、3連勝で5000円……と、ほぼ倍々ゲームで拠出金は増加。拠出金は若手選手が紙に書いて集計していたという。

笠原はメディアの取材に「レートが上がり過ぎて(わざと)打たないことも可能だった」と、敗退行為を招く恐れを指摘した。一方、産経新聞は高木とBの通話記録を入手。14日の報道によると、通話の中で高木は「円陣」について「あれもやばいすね」と発言し、獲得金についても「ピッチャーもいて5連勝とか。20万とか30万とか(まで達する)」と話しているという。

●G野球賭博問題、他球団へ波紋 パチンコ&競馬も禁止 高橋監督は謝罪に追われ…
    zakzak 2016.03.15
セ・リーグ開幕直前の恒例イベント「ファンミーティング」が14日、横浜市内で行われた。チーム内で野球賭博問題が再燃中の巨人・高橋由伸監督(40)はイベント後、新たに選手間に公式戦の勝敗での金銭授受が発覚したことを受け謝罪に追われた。

 「あやまれー!!」
 壇上に上がった高橋監督へ罵声が飛んだ。指揮官が「大きなけが人もなくきているが、去年と同じく打てていないのが心配で…」と発言した際、これを遮る形でヤジが飛んだ。会場のファンからは失笑が漏れていた。

 終了後、高橋監督は「私も詳しい報道を見ていないので分からないが、残念ですね。開幕前のこの時期にウチから暗いニュースばかり出て申し訳ないという言葉しかない」と頭を下げた。

 賭博問題が渦巻く中で行われたイベントでは、その影響がみられた。会場内に設置された各球団の物販ブースでは、お目当てのグッズを買うためにファンが列を作り、特に昨季のリーグ覇者・ヤクルトは大盛況。だが、隣接された巨人ブースだけが人もまばらだった。20代女性は「今は巨人のグッズを買って家に置いたり持ち歩く気にはなれない。恥ずかしい」と表情を硬くした。

 巨人以外の球団も決して対岸の火事ではない。セ某球団関係者は「金額の差はあるが、ノックの時に金を賭けていたのはウチも同じ。報道が出た時点で即刻やめさせた」。元巨人投手の笠原将生氏が試合前のノックで金銭を賭けていたことなどが明らかになった時点で、全選手へ同様の行為を禁じることを通達したという。

 あるパ球団は「誤解を受けたくないので、今は全面的にパチンコ店への出入りとロッカールームでの競馬の予想も禁止にしている」と明かす。「競馬を球場の外で個人的に楽しむ分には問題ないが、今は球団の施設に賭け事を持ち込んでほしくない」

 競馬の予想やパチンコを楽しんでいる選手、スタッフ関係者は少なくない。だが、今回の騒動が収まる気配すら見えない状況では、しばらく趣味の時間を我慢するしかなさそうだ。 (片岡将)
★【巨人軍野球賭博】阪神も現金やり取り、四藤球団社長、数年前から「ノック罰金や円陣も」… 1人数千円程度
          産経 2016.3.15
 プロ野球巨人の選手が自チームの公式戦の勝敗に絡んで金銭をやりとりしていた問題で、阪神の四藤慶一郎球団社長(55)は15日、兵庫県西宮市の鳴尾浜球場で報道陣に対し、「似たようなことをやっていたことは否定しない」と阪神でも過去に類似の金銭授受が行われていたことを認めた。

 四藤社長は昨秋の巨人の野球賭博問題を受けて設置された巨人、阪神、オリックス、ソフトバンクが参加した再発防止対策チームでも、選手間の金銭のやりとりについては話題に挙がっていたと明かし、問題がさらに広がる可能性が出てきた。

 四藤社長によると、数年前から「ノックでの罰金や巨人と似たような(試合前の)円陣もあった」といい、1人数千円程度の金銭のやりとりがチーム内で行われていた。参加したのは野手だけで投手はやっていないという。球団は昨秋の巨人の野球賭博問題を受けた内部調査の段階で把握していたが、野球協約違反にあたらないとして公表していなかった。

今年1月に熊崎勝彦コミッショナーが12球団に野球に関する金銭授受をしないよう求める通達を出してからは禁止しているといい、四藤社長は「ゲーム感覚で練習の雰囲気を盛り上げたり、緊張感を出す意図があった」と説明。その上で「倫理の問題が問われており、賭博の芽になる可能性がある。今後あったら一切許されない」と語気を強めた。

 巨人の金銭授受問題では、笠原将生元投手(25)が産経新聞の取材に対し、円陣で「声出し」した選手が試合の勝敗で他の選手と金銭のやりとりを行っていたことを告白。球団や日本野球機構(NPB)などは事実を把握していたものの、「験担ぎ」の意味合いもあり賭け事とは違うとの判断から、公表を控えていた。

●プロ野球金銭やりとり、阪神に加え西武でも
      朝日 2016年3月15日
 プロ野球・巨人の1軍選手が自チームの試合結果を対象に金銭のやりとりをしていた問題で、新たに阪神と西武が15日、同様の事実があったことを明らかにした。野球ファンが見守る公式戦での金銭のやりとりが他球団でも常態化していた実態が浮き彫りとなった。

 阪神の四藤慶一郎球団社長は、兵庫県西宮市内で取材に応じ、試合前の野手による円陣で声出し役を務めた選手に対し、チームが3連勝の場合は「ご祝儀」として1人が5千円ずつを出し合っていたと認めた。4連勝でさらに5千円が加算されていく仕組みで、5年前から行われていたという。

 さらに、2014年には試合前ノックの際、ミスをした選手が1度につき500円の罰金も支払っていた。ノックの罰金は、巨人の賭博問題を受けた昨秋の調査で把握していた。四藤社長は「こういうことが賭博行為につながりかねない。金銭のやりとりは一切やめようと確認した」と語った。

 また、西武の鈴木葉留彦球団本部長は埼玉県所沢市で取材に応じ、「声出し」「ノック罰金」の事実があったことを認めた。4~5連勝した場合、野手は試合前の円陣で声出しした選手へ、験担ぎの祝儀として千円ずつ渡した。投手はノックによる守備練習でミスをした者から、罰金として数百円程度を徴収。金はプールされて選手会の納会などに使われた。それぞれ、2、3年前から行われていたという。

 西武は、昨秋の巨人選手による野球賭博問題発覚以降、調査を続けていたが、事実は判明しなかった。鈴木本部長は「今日、阪神さんであったということで、事実確認をしたところ判明した。調査不足だった感はある。もう何も出ないということを信じている」と話した。

 プロ野球選手の金銭のやりとりを巡っては、昨秋に巨人で野球賭博が発覚。今月新たに関与した投手が明るみに出た。14日は、巨人と日本野球機構(NPB)が、巨人の1軍の大半の選手が公式戦で円陣を組むなどした際に、「がんばろう」などと声を出す選手と、その他の選手で自チームの勝敗を対象に金銭のやりとりがあったことを認めた。同球団とNPBはこの問題を昨秋に把握していたが、賭博行為には当たらないとして、公表していなかった。

★Jリーグ、全クラブに注意喚起 プロ野球賭博問題で
       スポニチ  2016年3月15日 18:49 ]
 サッカーのJリーグは15日、プロ野球界で問題となっている賭博行為や選手間の現金授受に関連してJ1~J3の全53クラブに注意喚起したことを明らかにした。試合や練習に絡んだ賭け事や金銭のやりとりの禁止徹底を求める内容で、11日に各クラブに電子メールを送信した。

 15日の理事会でも議論に上がり、村井満チェアマンは「他山の石として、健全化に取り組まないといけない」と話した。

●プロ野球賭博 徹底的にうみを出し切れ
          =2016/03/13付 西日本新聞朝刊=
 どこまで闇は広がっているのか。疑心が膨らむとともに、プロ野球ファンの思いを踏みにじる行為の横行に、憤りを禁じ得ない。

 3人の現役選手が無期失格処分を受けた巨人の野球賭博問題で、入団5年目の高木京介投手も賭けに加わっていたことが、新たに判明した。

 高木投手は2014年の公式戦8、9試合を対象に、10万~15万円ずつ賭けを行った。巨人の試合での賭博や八百長への関与は否定しているという。週刊誌の取材をきっかけに、本人が認めた。

 昨年11月に下された3選手の処分に伴い、球団はすべての選手、職員に聞き取り調査を行ったが、高木投手の関与を把握できなかった。内部調査が甘かったと言わざるを得ない。

 渡辺恒雄球団最高顧問ら球団首脳が引責辞任したが、それで幕引きが許される問題ではない。

 これまでの調査で、巨人の一部選手がカードゲームで頻繁に賭けをしていたことも判明している。選手の教育、指導は球団の役割である。巨人だけでなく、ほかの球団もこの不祥事を重く受け止め、あらためて選手のモラル教育を徹底してもらいたい。

 昨年、賭博問題を調査した日本野球機構(NPB)の委員会は、「組織的全体像」を明らかにできなかったと認めていた。重要な関係者から「十分な聴取の協力が得られなかった」ためである。

 前回の処分からわずか4カ月で新たな事実が発覚した。賭博に関与した選手はもういないのか。暴力団など反社会的勢力が背後に介在していないか…。ファンに疑念が広がるのも無理はない。

 巨人の告発を受け、NPBの調査が始まった。徹底的にうみを出し切る覚悟で、全容を明らかにする責任がある。この期に及んで、「聴取の協力」が得られず全容は不明‐では、プロ野球界には自浄能力がないと認めるに等しい。

 25日にセ・パ両リーグが開幕する。疑惑がくすぶったままでは、ファンが心から試合を楽しめるはずもない。

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