イスタンブル(イスタンブール)もまた、坂の多い港町だった。ただし、こちらは道が複雑に入り組んでいて、坂の上から必ずしも海が見えるわけではない。
海から町を眺めると、家々の赤茶けた瓦葺きの屋根のその中にぽつぽつと見えかくれするモスクやジャーミーの丸い屋根や尖塔。夜になるとそれらがライト・アップされて、昼間とかまた少し違った表情を見せてくれる。
ボスポラス海峡、金角湾とマルマラ海の出会うところに、15世紀から19世紀にかけてできたオスマン帝国。ローマが7つの丘のある都というのを真似てか、イスタンブルも7つの丘のまちらしい。でも、実際には無数の丘があり、無数の入り組んだ坂が続く。
1日5度の礼拝の時間には、スピーカーからコーランを詠唱する声が流れ、その声に、イスラム世界にいることを実感したりする。
イスタンブルの旧市街、アヤソフィア広場には週末ともなれば多くの人々がごった返す。F1を見に来た若者たち、旅行者、そして、日がな旅行者に声をかけまくっているイスタンブルの人々。根は親切で友好的で、場合によってはおせっかいな面もある。
旅で出会った多くのトルコの人々。frankだけれど、なぜかなじめない。きっと、子供の頃に読んだアラビアンナイトの数々の場面に、残酷で未知の異文化という印象をいだいていたため、この印象のせいで、なかなかなじめないのだろう。
でも、もちろん、トルコには真面目で誠実な人達が多いし、彼らの深い色の瞳には目が合うとひきこまれてしまいそうになる。
一方、彼らからみれば、ぼくら東洋人というのは理解しがたいが、やはり興味をひく存在なのだろう。
ブルーモスクでは、礼拝に向かう小学生くらいの男の子や女の子たちに、よく声をかけられた。
こちらも異国の子供たちとたくさん話をしたいのだが、イスラムの世界の規律が怖くて、へたをすると無礼なことをしたということで首をちょんぎられそうで、なかなか話しかける勇気がわかない。・・・彼らが英語を話さないこと、恥ずかしがり屋が多いという点も、気軽に話しかけられない理由でもあるのだが。
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