カッパドキアの乾いた大地。連日の雨模様の天気にもかかわらず、降った雨は小さな川となって急速にどこかに消えていく。ポプラの高木をときおり見かけるが、ほとんどは白っぽい火山灰の大地だ。
世界遺産 - 2つの火山がもたらした800メートルにも達する莫大な火山灰層が、風雨により削られて出来た景観だという。
この乾いた大地にも部分的に緑が広がっている。ブドウ畑もあるし、玉ねぎ・ニンニク・ズッキーニなどの畑もある。ポピーやホトケノザ、白や黄色のカモミールなども元気に咲いている。
昔ここに住んでいた人は、やわらかい岩を削って修道院や住居を造り、同時に鳩を飼った。鳩の糞を集め、それを肥やしにして、作物を育てたのだ。イスタンブルのナイトショーレストランSaltana'sで飲んだ赤ワインはハーブの味わいがあったけど、ここカッパドキアのワインだったのだろうか。・・・飲んじまったら、ワインの銘柄などどうでもよくなる。
トルコ飯で疑問に思うのは「何で世界三大料理?」ということだろう。
日本でなじみが深いのはドネルケバブくらいなものだが、ここの食文化は中欧アジアの遊牧文化をルーツにしている。羊の肉を使った料理がイスラム圏の印象を強くしているが、羊は特別の日だけのようで、普段は乳製品や豆料理を食べているようだ。パンが主食。こちらはおいしくて、種類が豊富にあり選ぶのに迷ってしまう。
・・・海外を旅して、マクドナルドに入らなくてもいいと思ったのは初めてのことだった。それくらい、レストランで適当に頼んだ食事がどれもおいしいし、レストランのギャルソンたちは愛想がいい。・・・スマイル・プライスゼロ。
トルコの人々はアジアの東北部を出発し、遊牧民や、イスラム、アナトリア、地中海の食文化を融合しながら今の場所に定着した。こうしてみると、トルコはまさに食文化の交差点。ご飯もある。ピラフの語源となったピラヴはトルコでは一般的な料理。なつかしい味がする。
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