新宿駅中央東口を出て徒歩2分。新宿ライオン会館2Fにあるアイリッシュパブ。
アイルランドって、ジョイスのダブリナーズの印象か、なにかしら、暗くさすらう運命のようなものを感じてしまう。過去において、ジャガイモ飢饉による食糧事情などの悪化によって、世界各国に移住した経緯から来るのかもしれない。
アイルランドの首都ダブリンのセント・ジェームズ・ゲート醸造所に生まれた「ギネス」 (Guinness)は、ジャガイモ飢饉の100年も前、1759年からの生産されている黒スタウトだ。
大麦の一部を蒸かして挽き割りとし、これを焦がすことで、黒い色と特徴的な味となっている。
さて、ダブリナーズでサーブされたギネスには、その泡にシャムロックのような紋様が描かれていた。頼んだ料理はハロウイブのシーズナル・メニュー、かぼちゃのシーフードグラタン。とろけるチーズがからまったアツアツのグラタンが、グツグツと音を立てて出てきた。
ダブリンで生れた作家ジョイスが、「半身不随もしくは中風」と呼んだ20世紀初頭の都市、ダブリン。アイルランドは、宗教やイギリスとの軋轢などスコットランドよりもさらに圧迫した雰囲気が漂っているのかもしれない。灰色の冬のイングランドの空をさらに暗くしたようなイメージ。
「数え切れない大きな富と
高貴な先祖の名前が自慢
いちばんうっとりした夢はでも
今もあなたが愛してたこと」
(ダブリナーズ(土くれ)、ジョイスより)
http://homepage3.nifty.com/coderachi/joyce/dbln.html
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