さて、ポテトチップスの表示であるが、日本のポテチでは、
【名称】(ポテトチップス)
【原材料名】(ばれいしょ(遺伝子組み換えではない)、植物油、食塩、調味料(アミノ酸等))
【内容量】 (100g)
【賞味期限】(表面上部に記載)
【保存方法】(直射日光の当たる場所、高温多湿の所での保存はさけてください)
【製造者】 (***株式会社 **県**市**
一方、LAY'SやPringles、FRITOSなどアメリカのポテトチップスには、
(たとえば、Lays Classic Potatoのパッケージには、)
Serving Size 1oz. (28g)
Calories 160 Calories from Fat 90
Total Fat 10g(16%) *% = Daily Value
Total Fatはさらに細かく分類され記載されている。
Saturated Fat(飽和脂肪酸)1.5g(8%)
Trans Fat(トランス脂肪酸)0g
Cholesterol 0mg(0%)
Sodium(ナトリウム) 170mg(7%)
Potassium(カリウム) 350mg(10%)
Total Carbohydrate 18g
Total Carbohydrateはさらに以下のように分類されている。
Dietary Fiber 1g(5%)
Sugars less than 1g
Protein 2g
の順に続き、
Vatamin A 0%、Vatamin C 10%、Calcium 0%、Iron(鉄) 2%、Vitamin E 6%、Tiamin(チアミン) 4%、Niacin(ナイシン) 6%、Vitamin B6 10%、Magnesium 4%、Zinc 2%と続く。
(http://www.fritolay.com/our-snacks/lays-classic-potato-chips.html)
(ちなみにチアミン (thiamin, thiamine) はビタミンB1 (vitamin B1)、ナイシンは多環式抗菌ペプチド)
まとめると、日本では遺伝子の組み換えのあるなしについての記載が特徴で、一方、アメリカの表記は栄養成分やトランス脂肪酸の量の記載が特徴的。また、ともに対象品目以外の原材料の原産国についての記載はない。
・・・「トランス脂肪酸」。どうなんだろう。ポテチに限らず高温の油で揚げる加工工程でトランス脂肪酸ばかりではなくアクリルアミドも作られてしまう。
日本では消費者庁が定めるガイドラインで、摂取は個人の判断にゆだねるという方針を掲げている。したがって、トランス脂肪酸を含む商品を販売するかどうかは、企業によって考え方は異なる。
それにに関わらず、日本においては、栄養成分表示制度が他の国と比べて未整備であり、消費者が食品のリスク評価を行うのは困難な状況にあるのだ。
こんな状況は、ぼくがいる業界にもある。・・・企業の利益を優先した表記ルール。メーカーサイドに立った法律。
ぼくは、マクドのピンクスライムについては、なんとも思わない。ピンクスライムは廃棄物なのか、食品なのかという議論があるが、日本人は無駄を出さずに食品すべてを消費してきたはず。それが日本の知恵であったのだ。
とは言いながら、輸入食品を扱う商社マンの知り合いが、「絶対にマックは食べない」などと言うのを聞くと、果たして食の安全とはなんなのだろうという思いが沸いてくる。
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