tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

The Koiwai

2013-01-11 23:34:46 | プチ放浪 山道編

 
 

雪に覆われた小高い丘に、一本のサクラの木が立つ。季節を問わず訪れる人をとりこにしている小岩井の一本桜。明治40年代に、放牧した牛が強い夏の日差しから暑さをしのぐための「日陰樹」として植えられたという。
その背後には雪化粧の岩手山がそびえ立つ。小岩井農場の創始者たちは、この景色に日々の疲れを癒していたのだろう。季節で色々な姿を見せてくれ、清々しい気分になる。
濃い青空と遠くにかすむ樹海。朝日を浴びたカラマツ林の影が雪面に陰影を浮き上がらせる。

ふるさとの山に向ひて 言ふことなし ふるさとの山はありがたきかな

この山麓に育った石川啄木の作。

岩手山の名の由来は、春に鷲状の雪形が残ることから巌鷲山(がんじゆさん)と呼ばれていたものが転訛したとか、岩手郡の名が先にあって、そのシンボルとして名づけられたとか。
岩手山は北壁の屏風尾根と南壁の鬼ガ城からなる西岩手外輪山の東壁に東岩手外輪山が生じた複式火山だ。小岩井農場から見えるのが、東岩手外輪山で裾を長く引き富士山そっくり。器量よしのいい山だ。
一方、西側は尾根状の外輪に黒倉山、姥倉山と続くいびつな形状で、「南部片富士」と呼ばれている。


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