tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

男鹿温泉@雄山閣

2013-01-20 22:39:48 | 露天風呂(できるだけ秘湯)めぐり

 

元気いっぱいなまはげの湯
住所 秋田県男鹿市北浦湯本草木原52-1
  0185-33-3121
    入浴料 600円、営業時間:9:00-21:00
   
日本海に突き出した男鹿半島の北海岸に沿ったなだらかな斜面にある男鹿温泉。男鹿は「泣ぐ子はいねがぁ」と叫ぶ「なまはげ」のふるさととしても知られている。
なまはげ。漂着した難破船の外人が山に隠れ住んだとも、飛来した漢の武帝が使役していた五名の鬼が、年緒の休暇に近隣を荒らし回ったとも、伝説の緒元は確かではない。
そのなまはげの口から間欠泉のようにお湯が噴き出す。
昭和14年に発生した男鹿大地震の際に湧出し、戦後ボーリングして源泉を発見し今に至っている。浴室には自然湧出した時の新聞記事が展示されている。

お湯は白みを帯びた山吹色。なお、季節や付近の川の水量によって、茶褐色・緑などに変色するらしい。やや熱めの湯加減が、冬の荒れた日本海の寒風を受けた体に心地よい。
    
男鹿のいたるところに菅江真澄の道の標柱や説明板が建立されている。江戸時代後期、30歳で家郷をはなれ、48年間を旅に暮らした菅江真澄は長く秋田に滞在し、その後、秋田に没した。男鹿半島を訪れて書いた紀行文は5編あり、「男鹿の五風」と呼ばれている。
文化7(1810)年におこった男鹿大地震を菅江真澄は体験しているが、その時の日記に「妙見山(湯本)の温泉は止まりて、笠矢の崎にいやましに涌きづるなど人の語りき」と記している。
この「笠矢の湯」は、地元の人にも知られていない幻の温泉だ。男鹿温泉郷の北側、湯の尻漁港から海岸を西に数百メートル行った断崖の下の岩の間から今も湧出している。

泉質: ナトリウム-塩化物温泉  
pH: 7.1
効能: 慢性関節リウマチ、慢性筋肉リウマチ(特に腰痛)、神経痛、坐骨神経痛、神経炎、創傷、痛風、尿酸素質、慢性皮膚炎など


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