先週末は妙高池の平温泉スキー場のシーズンインだったらしい。しかし、積雪ゼロ。やばくね?
昔は東北専門だったから上越のことはよくわからないけど、岩手の安比などは積雪75㎝ですでにオープンのもよう。夏油高原スキー場に至っては140㎝あるらしい。
世界に目を向ければ、11月猛烈寒波が襲った米国では中西部のグレートプレーンズで気温が1月並みまで急激に下がり、モンタナ州北部で気温がマイナス34℃まで低下。この8月にはオーストラリアで南極からの冷たい大気が大規模に流入し、東部のクイーンズランド州やニューサウスウェールズ州などでは、雪の上をカンガルーが走り回ってたらしい。
そういえば、今年の1月、ミネソタ州パークラピッズで、南極点近くのアムンゼン・スコット基地(マイナス31.7℃)の気温を下回るマイナス41℃を記録し、少なくとも7人が死亡した際に、トランプ大統領は
Donald J. Trump @realDonaldTrump
In the beautiful Midwest, windchill temperatures are reaching minus 60 degrees, the coldest ever recorded. In coming days, expected to get even colder. People can’t last outside even for minutes. What the hell is going on with Global Waming? Please come back fast, we need you!
(温暖化に何が起きているのだろう。早く戻ってきてくれ。あなたが必要だ!)とツイート。
https://time.com/5515340/trump-climate-change-weather/
温暖化対策の必要を否定し、パリ協定の離脱を表明している背景には、石炭など国内化石燃料産業との強いつながりがあるようだ。地球環境より自身の支持層第一なのだ。
温暖化が進行すると、北極とそれより南側の地域との温度差が小さくなり、偏西風が弱まる。偏西風は北極の冷たい空気を遮断する役割を果たしているのだが、その勢いが弱くなると大きく蛇行することで、北極周辺の寒気がより南側に進出し大寒波が起きる、
温暖化が進行することによって、寒波が押し寄せてくるということも、実はよくあることだ。
近年では「地球温暖化」ではすまない「気候危機」に地球は瀕している。
明日は一日中、冷たい雨。どうぞ風邪などひかぬようご自愛ください。