・・・って、line送ったら、「あっづぃいいい~」って大坂から返事が来た。大阪はもっと暑いんだろうな。
大坂と言えば、一時、あちこちで噂になってた「関ケ原の戦い」の落ち武者の霊が、めっきり姿を減らしているのだそう。なんでも、幽霊の寿命は約400年らしい。なので、20年前から落武者の霊が激減してるようだ。20年前から400年遡ると、1600年関ヶ原の戦いがあった年だ。
ラップ現象然り、物理現象にはエネルギーが必要だ。エネルギーは無から生じることも失われることもない。この「エネルギー保存則」は物理学で最も重要な基本法則の1つだ。しかし、この法則は霊の世界に対しては成立しないのかもしれない。
さて、大坂で思い出すのは、何年か前の出張へ行ったときの夏の昼下がりの御堂筋線。
混んだ車内でつり革につかまり、ふと周りを見渡すと、やくざ、ヤンキー、オラオラ系の服装のおっちゃんたちに取り囲まれてた。おまけに、目の前の座席に座ってた3歳ぐらいの女の子が、車内の異様な雰囲気に泣き出してしまった。あせったのは、隣に座ってた女の子の母親。なんとか泣き止ませようとしている。
・・・「ワシら顔が怖いからな」。隣のつり革につかまってたオッちゃんが、「すまんのぉ・・・」とぼくに言いながら、電車が駅に着いたら周りのやくざ連中を追い立てて隣の車両へ移っていった。
ぼくは女の子の父親と勘違いされたのだろう。やーさんどもがいなくなってがらんとした車内で、ぼくは女の子の母親と目で挨拶を交わした。あつかったな。そんな日のことを覚えてる。