国内で感染が広がる新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」。沖縄県では感染者のうち9割以上が無症状か軽症だったようだ。むしろ、軽症だからこそ、人々の行動は抑制されず、感染が爆発したとの言えそうだ。
この感染力は強いが重症化しにくい傾向は、いち早く広まった海外からの報告と一致している。
こうした感染者の急増は、中等症以上の患者数が増加し、病床が確保できなくなる可能性があるため、避けるべきであることは間違いないが、オミクロン株を感染することで抗体を持つ人がまた増えていくことも確かだ。
集団免疫。人口の一定割合以上の人が免疫を持つと、感染患者が出ても、他の人に感染しにくくなる。コロナウィルスも、流行を繰り返しつつ、いつしか収束の方向に向かうのだろう。生物の体はほんとうによくできている。