海底火山の噴火で孤立化したトンガも、徐々に通信が回復しつつあり、被害状況が報道されるようになってきた。
今のところ、まだまだ情報は限定的だが、大規模な人的被害はなさそうだ。本格的な支援に向け、通信インフラの復旧が急務だろう。
Googleのアメリカ版によれば、火山噴火の瞬間的な噴煙の量は、1991年のフィリピン・ピナトゥボ火山噴火の約3倍。噴出したマグマが海水に触れて大量の水蒸気が生じたことが、噴煙量の多さにつながったようだ。
ピナツボ火山の噴煙によるり太陽光が遮断されたため、、世界各地に低温化をもたらした。日本ではコメが大凶作となり、「平成の米騒動」を引き起こした。
あの時は、タイ米がスーパーに並んだ。今回はそれ以上の、世界的な気候変動が危惧される。
それにしても、ニューヨークタイムズだったか、トンガの海底火山の噴火エネルギーはヒロシマの600倍とあった。わざわざヒロシマを出す必要があるかの首をひねらざるを得ないが、近代で破壊エネルギーの大きさを表すには世界共通のモノサシとなっている。逆を返せば、核は人類にとって自然災害と同様の忌むべき存在であると言える。