あまり距離を置かずそのガイジンの後にくっついてコースを滑り降り、そして目の前でストップしたガイジンを避けて横の離れた場所にぼくは停止した。誰でもやることだが、そのガイジンも自分の滑ったラインを確認すべく後ろを振り向いた。そして、ぼくがすぐ後ろを滑っていたことに気がつき視線を投げかけてきた。ぼくはその視線を受け流して同じように斜面をふり返りつつ、心の中では彼のお陰でうまく滑れたこことに感謝していた。うまい人のすべりは、とても参考になる。そして,いつもこうしてスキーシーズンの終わりごろにはスキーがだいぶうまくなるが、しかし、シーズンが終わればすべて忘れてまた一からやり直しだ。毎年、その繰り返し。そんな訳で、ルソーくんのすべりは、今シーズンのぼくのすべりの手本となった。デジカメに保存した彼のすべりは、オフシーズンのコブ斜面攻略のイメージトレーニングにも使えそうだった。
最後は、ヒロコさんの番だった。彼に対しゲレンデで大声で「ヒロコさん」と呼ぶわけにもいかず、手を大きく振ってスタンバイOKの合図を送る。彼は、なよなよっとした性格に似合わず、足腰のばねを生かしたキビキビとしたすべりだった。すべりはやはりカービングが主体だ。途中で、やや大きめのコブをキッカーにして、ストレートローテーション(ヘリコプタ)を見せつけた。・・・うまい。着地もぴたりと決まり、度胸の良さが見て取れる。見ていてとっても楽しい滑りだ。彼のジャンプのタイミングが予期できなかったので、デジカメのシャッターを押すことはできなかった。しかし、彼ならアップライト(立ち技)系のエアをある程度ならこなせるかもしれない。シューッという音とともにはでに雪をけちらしてフィニッシュ。そして、こちらを見る。ゴーグル越しでもわかる彼のキリリとした流し目を見るにつけ、背中がゾクッとする。基本的にはチューバッカのような着ぐるみの動物に見えるが、何かの拍子に見せる彼のまなざしは最近観た韓国映画「王の男」に出てくる女形コンギル(イ・ジュンギ)を思わせるものがあり、それを見るたびに背中がゾクッとなってしまう。・・・いかんいかん。
結局、今回集まった香具師達は、全員がスキー技術検定で1級以上の腕前だった。下手をすると、ジャンプ系の技を苦手とする分、ぼくが一番へたなのかもしれない。そして、こいつらとウエーデルンのフォーメーションをやれば、きっとすごい絵が撮れることをぼくは確信したのだった。
最後は、ヒロコさんの番だった。彼に対しゲレンデで大声で「ヒロコさん」と呼ぶわけにもいかず、手を大きく振ってスタンバイOKの合図を送る。彼は、なよなよっとした性格に似合わず、足腰のばねを生かしたキビキビとしたすべりだった。すべりはやはりカービングが主体だ。途中で、やや大きめのコブをキッカーにして、ストレートローテーション(ヘリコプタ)を見せつけた。・・・うまい。着地もぴたりと決まり、度胸の良さが見て取れる。見ていてとっても楽しい滑りだ。彼のジャンプのタイミングが予期できなかったので、デジカメのシャッターを押すことはできなかった。しかし、彼ならアップライト(立ち技)系のエアをある程度ならこなせるかもしれない。シューッという音とともにはでに雪をけちらしてフィニッシュ。そして、こちらを見る。ゴーグル越しでもわかる彼のキリリとした流し目を見るにつけ、背中がゾクッとする。基本的にはチューバッカのような着ぐるみの動物に見えるが、何かの拍子に見せる彼のまなざしは最近観た韓国映画「王の男」に出てくる女形コンギル(イ・ジュンギ)を思わせるものがあり、それを見るたびに背中がゾクッとなってしまう。・・・いかんいかん。
結局、今回集まった香具師達は、全員がスキー技術検定で1級以上の腕前だった。下手をすると、ジャンプ系の技を苦手とする分、ぼくが一番へたなのかもしれない。そして、こいつらとウエーデルンのフォーメーションをやれば、きっとすごい絵が撮れることをぼくは確信したのだった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます