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ところで、近年の五輪はいずれも環境配慮を謳っていた。Tokyo2020オリンピックもまた「環境にやさしい大会」と「環境都市東京」の実現を謳っていたのだが、「地球温暖化対策」はどうだったんだろう。
緊急事態宣言下、外出を自制され各戸で冷房が昼夜を問わず利用されたが、電力需給が逼迫したというニュースは無かった。
東電は震災以降、ベースロード電源を原子力からLNG(液化天然ガス)火力発電にシフトしてきた。つまり、電力は化石燃料に頼っているのが実情だ。
日本は、今年10月の国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)に向けて、2030年度の温室効果ガス排出削減目標について、2013年度から46%削減することとし、さらに50%の高みに向けて、挑戦を続けていくことを表明した。
それでも、日本はスウェーデンの環境活動家・ グレタ 氏に名指しで、大量に排出する温室効果ガスが世界の子どもたちを苦しめると訴えられた。
国際エネルギー機関(IEA)が4月18日に公表した、2050年までに世界が温暖化ガスの排出量を実質ゼロにするための工程表によれば、石炭関連のエネルギー新規供給プロジェクトは今後見込み難いことになる。
今後の日本のグリーン政策に課題は多く、コロナ対策を含め日本の危機に目を背ける政府にその対応能力があるのかはなはだ疑問だ。
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