成田から乗り継ぎのクアラルンプールに向かう飛行機の中で観た映画。
アメリカの初期宇宙計画に参加した黒人女性たちを描いた映画だ。
Hidden Figuresっていうのは「隠された人たち」を意味する。
話はアメリカの1960年代の黒人女性たち。1960年代の有人宇宙飛行計画(マーキュリー計画、アポロ計画)が背景となっている。人類を宇宙に送り、安全に帰還させようとする計画。
実在の3人の黒人女性。彼女たちは計算手(コンピューター)だ。
物理学や天文学のデータの計算とかデータ管理をする人たちは「コンピューター」と呼ばれていた。マンハッタン計画において、リチャード・P・ファインマンの微分方程式の数値解の計算を行ったのは、多数の女性数学者の計算手たちだった。
今でいうコンピュータの概念ができるのは1940年代。真空管を使った初期のコンピュータは信頼性が低く、八進法版の機械式計算機によりコンピュータの計算結果の検算がなされた。
当時のラングレーのコンピュータルームには、数学の天才の女性たちがズラッと並んでいたわけだ。しかも、安い給料の関係からそのほとんどが黒人。
キャサリン・ジョンソンは、1961年のアラン・シェパード(Alan Shepard)による1961年フライトの弾道計算に、そして、1969年のジョン・グレン(John Glenn)の月に向かったアポロ11の弾道計算の確認で知られている。
NASAの前身の航空局があった南部・バージニア州には、人種隔離政策があった。だから、黒人はトイレも別。水飲み場も別。バスの座席も別。図書館も別。学校も別。黒人女性は、同じ黒人男性からもエンジニアをやることに差別されてた。
エンジニアとして、そこら中にあるいろんな差別の壁。その壁に何度もブチ当たりながらも、諦めないでその壁を壊し続ける。戦って裁判に訴えたり。壁をとぱらって・・・。
観ていて泣けて泣けてしょうがなかった。隣に座ったマレーシア人のレスラーみたいな体格の男が心配するほど。。
アメリカで当時、ロケットを無事に飛ばせたのは、この人たちがあってこそだった。最初にバカにしていた人たちや、追い出そうとしていた人たちも、彼女たちの実力を見て尊敬の念にかかれていく。。本当に泣かせる。
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