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幼少の頃より漢文を読みこなしたなど、才女としての逸話が多い紫式部。本名が伝わってないとこなど奥ゆかしい。
紫式部の源氏物語以来、文学をはじめ、工芸品の文様や絵巻、そして絵画など、紅葉をモチーフに多くの芸術作品が生み出されてきた。
鮮やかに染まり、やがては枯れ落ちる。移ろいゆくものの無常に人生を重ね合わせてみる。もののあはれ。「紅葉賀」(もみじのが)。
公光源氏の18歳の秋から19歳の秋までの1年の出来事を描いた巻。
朱雀院の行幸の日に行われる歌舞のリハーサルが行われ、源氏と頭中将は青海波を舞う。その姿は目もくらむほど美しい。やがて源氏の恋の相手藤壺は男子を出産する。その皇子の顔は源氏に生き写し。帝は秘密に気付かずに皇子を寵愛するが、藤壺は罪の重さに煩悶し、源氏は恐ろしさの中にも父性を感じて心を乱す。 与謝野 晶子 (翻訳)
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