tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

岬めぐり

2011-10-09 21:56:24 | プチ放浪 海沿い編

   


海女と漁師 の町。海女さんたちに会いたくて志摩にやってきた。

漁に出ている現役の海女さんは、32年前に比べて全国で約7000人減り、 18道県で2160人という。
現役海女さんの人数が最も多いのは三重。次いで石川。千葉、静岡、山口。
32年前、東京や新潟、高知などにいた海女さんは「ゼロ」に。
やはり、観光以外の本物の海女の生活は相当厳しく、人口減少はやむを得ないのだろう。
志摩の漁港で出会ったおばちゃんたちは、「うちは海に潜るのはようせん」という。
 
ダイバーに成りたての頃、沖縄の海で地元の子どもたちが、ウミヘビなど危険生物ばかりを見せびらかしに持ってきてくれた。海人(うみんちゅう)の卵たち。「毎日が海の生活」の海人たちも、今の世の中、姿を消していくのだろうか。

そういえば、京成電車で昔よく見かけた千葉の行商のおばちゃんたちの姿もめっきり見られなくなった。観光客相手じゃない、本物の海女さんたちを、今のうちに写真を撮っておきたいのだが、なかなか難しい。

伝統と革新。人魚たちのいた時代は終焉を迎えつつある。


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ル・ジタン2

2011-10-07 22:57:33 | 日記
 
 

前にも書いたが、「ヒターノ」はスペイン語読みのジプシー。ジプシーは英語のEgyptian(エジプシャン)が訛ったものだ。定住をしない流浪の民。

ジプシーの起源は北インドのロマニ族のようだ。10世紀ころに北インドのラジャスターン地方から放浪の旅に出て、エジプトやヨーロッパに住みついた。
1500年のころ、ジプシーたちは、放浪する犯罪者の温床と考えられ、都市では彼らが現れたら教会の鐘を鳴らして合図し排撃されるようになった。差別の歴史のはじまりだ。

今もスペインだけでもこのヒターノは100万人以上いるとされている。欧州全体では1,000万人ほど。
実は、学生の頃、マドリッドの場末の「バル」でフラメンコ「バイレ」を見た。
悲しげな歌声で始まるカンテ(歌)。そのイントロは、迫害されてきたヒターノの、苦痛や悲痛のうめき声とも嘆き節とも云われている。
放浪の旅を続けて定住せず、風のように自由に生きていたという彼らは、綺麗な水があるそばに住み、そこが誰かの土地であろうが関係なく生活したという。

迫害が続く耐えがたい生活状況。苦しみに満ちた生活の中にも喜びを見つけていく人々。フラメンコ
(バイレ) を踊るダンサーの表情は、苦悩に満ちながらも希望を信じ、それを見つけたかのように思える。胸を張って力強く踊るバイラオール、バイラオーラは、その場にいる全ての者が一つとなるドゥエンデ(不思議な魅力)に引きずり込んだ。


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ル・ジタン1

2011-10-06 22:41:14 | 日記

 
 

ヒターノ(ジプシー)は、インドにその起源を持ち、中東からヨーロッパまで様々な国を通過して、最終的に15世紀にイベリア半島に到着した。
フラメンコは、ヒターノがスペインに持ち込んだものではなく、アンダルシアに存在した様々な文化のるつぼの中にヒターノが身を置くことによって、しだいに醸成されていった。

ヒターノを描いた映画は数々あるのだが、ハリウッド映画オタクのぼくにはあまりなじみがない。しいて言うのなら、日本で人気の高かったアラン・ドロンが一匹狼のジプシーを演じた「ル・ジタン」だろうか。
1975年のフランスの映画だ。
どこにいっても冷たい仕打ちをうけるジプシー民族の宿命を背景に、反逆に人生を賭けて様々な犯罪に身を投じる男の物語。

「きっとお前も学校に行けるようになる」と、目を潤ませて息子に語るドロン。ジャンゴ・ラインハルトというギタリストを知ったのはこの映画だったと思う。

アラン・ドロン。たしか、ボディガードのミロシュビッチの殺人容疑がかかり、大スキャンダルになったと記憶している。暗黒街とのつながりが強かったとの噂もあった。そして事件はもみ消されれ、うやむやになった。影のある役者。そこが彼の魅力の一つなのだろう。

「ル・ジタン」のようなクールな印象の文章を書きたいのだが、雑な性格が邪魔をしているのか、書けそうもない。

Alain Delon『Le Gitan』


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alone again

2011-10-05 22:27:03 | my favorite songs
   


真っ白なブラタンクトップの胸元を、チラ見してバレるのも格好悪いと思い凝視していたら睨まれ
た。・・・あたりまえかあ。

本広克行監督の『サマータイムマシン・ブルース』。
ラストあたりで、ギルバート・オサリヴァンの「アローン・アゲイン」が流れてた。
人って、誰かを好きになると、ひとりぼっちって事を強く意識するのかもしんないですね。

alone again
今から少しの間だけ
もし、ぼくがまだつらい気持ちでいたら
ぼくは自分自身に約束してるんだ
・・・近くのタワーに行って、てっぺんから身投げしようと
みんなに教えてやりたいんだ。
粉々に砕けちまった時はどうなるのかを
教会の片隅に立っていると
・・・彼女に待ちぼうけくらわされてかわいそうに
なんて人々が言う
ぼくらに留まる場所なんてないのさ
家に帰った方がましさ
また昔のように、一人ぼっちになっちまった


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