tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

奥日光

2016-08-26 21:13:28 | プチ放浪 山道編



相変わらず貴婦人はすごい人気だ。もうかなりの老木とも聞くが緑の葉をつけ凛としている。夏の終わりから秋のはじめに咲く花々。一足先の秋の気配。

アザミのつぼみにはトンボがとまって休んでいる。咲いているアザミは、ツンツンしてとまりにくいのかもしれない。
いつの間にかヨシが高く伸び、穂を出していて、それらがさわさわ風になびいていた。


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あんこ猫たち@大島

2016-08-25 20:48:07 | 大島笑顔100プロジェクト

こゝは、實に素朴な風景です。村へ降りて行く石の段々の上に立つて、村の屋根を見てゐるとナポリの漁師町と似たところがあつて、とても、心愉しいものでした。
 太格子ふとがうしの障子の裏からは眠たげな女の聲で大島節が聞えて來て、雨の中ながら、四人ともたちどまつて聽いたものです。
「こゝには繪描きさんがよく見えます」と運轉手が云つてゐましたが、晴天の日の此岡田村の風景を空想したゞけでも描きたくなりませう。
 一泊のつもりならば、元村なぞに泊るよりも長驅して此岡田村に來た方がいゝと思ひます。
 マチィスの描いたやうななぎさのきはに、岡田と云ふ宿屋があります。二階の雨戸をあけると眼の下が海と砂濱で、眉に迫つて乳ヶ崎の半島が突き出てゐて、こゝへ來て始めて大島へ來た感じでした。
(林芙美子 大島行より)

写真展の会場から、表の通りを眺めてたあんこ猫たち。
林芙美子の「大島行」は、初出が1976(昭和51)年8月1日初版発行。
つまり、1965年(昭和40年)1月11日、島西部の集落・元町の中心部が壊滅した大島の大火の後、彼女は大島を訪れたわけだ。

元村(元町)なぞに泊まるよりも・・・おそらくは、大火の復興により家々が新築されたころのこと。となれば、わずか10年そこらで元町は復活を遂げたことになるのかも。

今回もお世話になった岡田の古民家を改造したゲストハウス。
島のおじさんに言わせると、たしかにあの辺に昔の待合茶屋(今でいうと連れ込み旅館?)があったなあと。それじゃないと思いつつも、若い女性の前でそんな話をされると、連れ込みに泊まってるとか誤解されそうでやだ。
でも年代から考えると、岡田には林芙美子が観ていた景色がそのまま残っているのかも。。

「何でもいゝから御飯をたべさせて下さい」
わざと、元村で食事して來なかつたので、時間はづれの一人前の晝食を頼むと、「しけで何にもないのですが」と云つて、それでも、島の宿らしい簡素な膳をとゝのへてくれました。珍らしく三杯もお變りして四拾錢。連れの女客連は、草餅を頼んで、火鉢で燒いて食べてゐました。此宿は階下が駄菓子屋で二階が宿屋なのでせう」(林芙美子 大島行より)


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花火@伊豆大島

2016-08-24 20:31:35 | 大島笑顔100プロジェクト

https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/32/46754cd13b43cdccac23942736150d31.jpg?random=9ea4260f8653f3ac4bde134dca2b4261

伊豆大島の夏祭りの夜空にスターマインなどの花火が打ち上げられた。
元町港の波間を染め上げる花火。なぜか爆発音が響いて聞こえるのは、三原山のこだまだろうか。
元町の通りには縁日の露店が並び、港町ならではの情緒がたっぷり。

伊豆大島の夏祭りは、残念ながら房総のそれとの類似点はなさそうだ。
伊豆大島のお年寄りの言葉は北部伊豆諸島の方言で、どちらかというと伊豆の方言に近いものだそう。房総や安房方言とは異なる。

江戸時代の後半、伊豆大島から江戸に向けて押送船が魚を運んでいたのだが、当時、漁師たちの交流はあったものの、文化の伝播にまでは至らなかったのかもしれない。
また、房総から大島へ嫁入りなどの話も聞かれない。
理由のひとつは、間に横たわる海峡が海の難所だったとからなのだろう。
今も伊豆大島とは海で隔てられているけど、たとえ少々の嵐でも大型汽船が間をつないでくれる。


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風に吹かれて@伊豆大島

2016-08-23 20:50:59 | 大島笑顔100プロジェクト

島で写真を撮ろうと思ったら、やはりレンタカーが必要かもしれない。
この夏、満ち潮のようなハイシーズンの観光客に遅れをとったぼくは、レンタカーの手配に出遅れた。
足として借りられそうなのは、原付スクーターのみだった。

自然の豊かな島で、排ガスをまき散らしてバイクを飛ばすなんて、とっても褒められた行為ではない。それでも、4つ足とは違った魅力がバイクにはある。
普段、車だったら見過ごしてしまうような景色が目に飛び込んでくる。
数十年ぶりの原付バイクだった。4日間もバイクに乗って、宿泊してた岡田から写真展会場の元町まで通ってたら、それなりにライディングテクニックも上達。
東南アジアとか行っても運転できそうな妙な自信もわいてくる。

淡いブルーのシャツとスニーカーと、そして光と風の中の防波堤。
偉大なる漂流者の安息。アオイロの風が靡かせる。
美しい海を眺めながら、海岸沿いをバイクで走り抜ける快感。
夏一番。


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林家あんこさん独演会@伊豆大島

2016-08-22 20:53:47 | 大島笑顔100プロジェクト

https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/c5/5ed7839064d99dbd280646d7de056c9d.jpg?random=598914ca8cecb3df56e03ce23c4952f4

写真展をやると人の輪が広がる。
この日も会場に張りつめていたら、大島在住のイラストレーター「くぼいち」の柳瀬忠彦氏が、ポスターを張らせてくれとやってきた。
なんでも、落語家の林家あんこさんが宿を求めてくぼいちへ。「あんこ」の名前の由来とかから話が始まり、翌日の寄席の話がトントン拍子に。

林家あんこさん。林家時蔵師匠の娘さんだ。初の女性の二世落語家。
師匠の林家しん平さんが「ゴジラ落語」などをやっているから、それで大島に現地調査に来たのかもしれない。
http://rakugo-kyokai.jp/variety-entertainer/member_detail.php?uid=284

ということで、即製の高座で「初天神」と「たぬ札」の2席。
開口一番で、林家時蔵師匠の娘だというマクラ。
はたして若い女性が落語を演るってどうなんだろうと思って聴き始めたけど案外いけてた。
むしろガサツなイメージの男の落語家よりいいいっす。特に動物や子供を女性が演ると優しさが伝わってくる。

やっぱり、カエルの子はカエル。お父さんのDNAを引き継いでいる。
なんでも、女性の落語家はどんどん増えているらしい。。
林家あんこさんはそろそろ二枚目なのかな?
前座修業、頑張ってくいださいね。


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