防府市大崎に鎮座される「玉祖(たまのおや)神社」。御祭神は『玉祖命(たまのおやのみこと)』。式内社で周防国一宮。旧社格は国幣中社。各地の玉祖神社の総本社。一の明神鳥居は明暦三年(1657)「毛利就信」の寄進。
「玉祖命は五伴緒神の一柱として中国地方を治め、ここ大崎の地で没せられたと伝えられる。社殿の北にある玉岩窟はその墓所と云われる。神社の創建は古く定かではないが、景行天皇十二年(82)西征にあたって戦勝祈願のため宝剣を奉納されたものが御神宝として伝わる。仲哀天皇・神功皇后西征の折にもご参拝になり、今の佐野焼の始祖と云われる沢田の長に三足の土鼎と盃を作らせ米を炊き捧げられ、軍の吉兆を占われた。明治4年(1871)国幣小社に列格」境内由緒より
三間社流造の御本殿
二の明神鳥居
鳥居前左右より神域を守護されるのは「文化九年壬申(1812)建立」の狛犬さん一対。
参道真っ直ぐに切妻造 四脚門の神門
神門左右より神域を守護されるのは文久三年(1863)建立の狛犬さん一対。顎を上げて彼方を見る姿はm何かを訴えかけているようで・・思わず耳を傾けたくなる・・
千鳥破風・唐破風向拝付き入母屋造の拝殿
放生池
二度に渡っての参拝、二度目は一宮の御朱印を頂きたいと言うJ🐣さんたっての希望と、一度目が雨の中の参拝だった為、画像に不満があった私の思惑が一致。ところが御朱印は書き置き・・うなだれるJ🐣さん。またしても慰める私。書き置きがあっただけでも・・なんて、気の毒過ぎて言えません。
参拝日:2015年11月14日&2017年11月30日
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御神名一口メモ
『玉祖命(たまのおやのみこと)』、玉造部(たまつくりべ)の祖神。岩戸隠れの際に八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)を作った。
『玉祖命(たまのおやのみこと)』、玉造部(たまつくりべ)の祖神。
こんなお名前の神様を初めて聞きますが、当時の地方を治めていた有力者のご先祖さまなのでしょうか。
本当に日本は、八百万の神様の国ですね。そんな神様のお一人が、tononeko殿への私の気持ちもお伝えしていただけないものかと、なんとなく期待しております。
日本書紀には登場しませんね。
天の岩戸に隠れた天照大神を誘い出す為に神楽が催されたのは有名な話
自分が不在なのに、何故みんな楽しそうなのかと不思議がって岩戸を開けた瞬間、目の前に輝くばかりの女神の姿を見て、驚いて立ちすくむ・・その瞬間、神々は岩戸を引き開け、女神を連れ出すことに成功。
で、天照様が見た神々しい姿は、玉祖命が作り上げた鏡に写った我が姿であった・・という、「天岩戸」神話に活躍された神様の一人です
狛犬の目線を向い合う相手を見ているのもあれば
空を見上げているのもあるのですねェ。
左の狛犬さんは苔でしょうか?
体がやや緑色に見えますね。
コメントありがとうございます
150年の歳月を風雨にさらされてきた狛犬さんなので
苔むす可能性は大です
ただ、置く位置によってお日様の恩恵もかなり違ってくるので
片側に苔が多くつくという事はありますよ。
いつか、北海道の狛犬さんもぜひ紹介してください!!