いよいよ最終回の高砂神社。今回は「尉姥神社」の左手に鎮座される境内社の紹介。
向かって右に鎮座される「摂社:住吉社」。御祭神は『住吉三神』 海上交通の守護神とされます。
社殿木鼻(きばな)彫刻、たいていの場合、獅子や獏・像など秀逸なものが多くあって楽しみの一つでもあるのですが・・これは・・(^^;)
いわゆる「頭貫」が無くて木鼻が柱を貫通しているという構造・・今まで軽く三桁以上の神社仏閣を拝観してきましたが、こういった形式は初めての経験。
住吉社の左に鎮座される「摂社:三社(神明社)」。御祭神は『天照大神・春日大神・八幡大神』
先ほどは貫を貫通した獅子でしたが、今度は同じく貫を貫通した木鼻の龍。しかもこれが、漫画昔話にでも登場しそうな、滅茶苦茶愛想の良い龍なんです。
最後は「摂社:稲荷社」。御祭神は『倉稲魂命』。
当然ですが、貫を貫通しているのは稲荷の神狐・・と思ったら、これがまたしても獅子。 ここは絶対に一ひねり欲しかったのに残念(笑)
西門の奥に見えているのは鎮火・防火の神「摂社:秋葉社」と、導きの神「摂社:猿田彦社」
屋根の上、留め蓋の獅子が首をかしげて見ているのは、軒丸瓦の「立ち葵紋」。寛永2年(1625)に領地20石を寄進し、高砂神社を元の場所に移転させた姫路藩主:本多忠政の家紋です。
境内に建立されていた不思議な造形の碑・・残念ながら刻まれている文字はほとんど判読できません。
同じく判読不能(^^;)
ラストは本殿の一部に見えた美しい彫刻・・細やかに彫り込まれた小さな花は何だろう・・
参拝日:2010年5月8日
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