赤磐市殿谷にある、西日本初の本格的イングリッシュガーデン「熊山英国庭園」。英国園芸研究家の『ケイ山田氏』と英国の専門スタッフがイギリスでディスカッションを重ねてデザインした・・なんて歴史は知らないけれど、それはそれはとても綺麗な庭園だから、是非一緒にと義姉から誘われ続けていたのですが、やっと訪問が叶いました。
庭園内に足を踏み入れた私たちを最初に歓迎してくれるのは「ガゼボ」。聞きなれない名前ですが、英国式の東屋のようなものと言えば分かりやすいでしょうか。一面緑の蔦に覆われているように見えますが、じつはこれバラの蔓・・なので季節に見ると凄いんだろうな~
バラの花はなくてもこの位置は来園者のお気に入りのスポットらしく、入れ替わり立ち代りの人。やっと一人になって眺めた先に、何やら記念碑らしきものが・・。
「小野田小学校 百周年記念」。傍らには備前焼の『二宮金次郎・像』。軽く調べたところ、小野田小学校は昭和62年に創立百周年を迎え、その翌年閉校。可真小学校を統合し「熊山町立磐梨(いわなし)小学校」として開校した事がわかりました。ではここにかっての校舎があったと言う事でしょうか?
疑問は解けないまま、バラの蔦で覆われた緑のアーチを抜けると広い芝生があり、その向こうにハーフテンバーの美しい建物が見えてきました。
こういう日本離れした風景と言うのは、どうにも女子の心をくすぐるものがあるのですが・・それは幼い頃にやっと買って貰った西洋人形への憧れに繋がっているようにも思えます。
この年齢になって今更、西洋への憧れなんて感傷的な物は消え失せましたが😅、それでも心のどこかに・・それは例えば「ベルサイユの薔薇」とか「プランツドール」の世界とか、かって愛読したコミックに繋がる懐かしさがあります。
ともあれ、庭園の花はいずれも美しく、かぐわしく、来園者の心を癒してくれます。そうして改めてフォルダから選び出した画像を見直し、あれからすでに12年の歳月が流れてしまったことに改めて驚いている自分がいます。
訪問日:2009年5月5日
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