チマチマ毎日

木工屋と陶器屋の夫婦が作るセルフビルドの家と、まいにちの生活、道具のあれやこれや。

今年はなんでも豊作

2008年11月08日 | 今日のメニュー
 渋柿いっぱい。豊作です。

 近所のおばさんが渋柿半分あげるから落としてーというので
草むらの中の柿の木によじのぼりすべて落とした。
気がつくとアブに足を喰われててぽんぽんに腫れてる。
モーレツにかゆい。



 
たくさんもらった柿はむいてヒモで結び熱湯にくぐらして干す。
天気がいい日にこれをやるといいらしいけど、
雨にやってしまった。
カビさせずにできるかな。


 
どんぐりも豊作。
うちは家の真上にコナラの木が覆いかぶさっていて
夏のおわりから秋にかけてボトンーコロコロコロっていう音が
頻繁に聞こえる。
寝てる猫がおどろいて顔をあげるくらい大きい音。
(猫らよ、そろそろ慣れてもいいのでは?)



木の実も豊作なのかな。
先日の祠の掃除のときコドモたちが集めて遊んでいた。




これも豊作・・・というかテントウムシ。
天井にわらわら歩く。
「あんたたちだけの家じゃないわよう」

当然カメムシも豊作。
こういう秋なとき、冬は雪が多いらしいけどどうなんでしょう。


連休つれづれ

2008年11月07日 | 今日のメニュー

 
 鬼まんじゅう。シュウマイじゃないよ。


 11月あたまはうちではめずらしくいろいろな人に会えた。
こちらに越してきてからこういうことはグンと減った。
わたしの頭の中はコドモのようにコーフンしていたにちがいない。

会った中で一番小さい女の子はこの世に出てきて3ヶ月になるか
ならないか。
片腕に乗ってしまう大きさなのに、その存在感の大きいこと。
じーっと長いこと抱っこしたいと思っていたのに
うちのボウズの嫉妬のケリが入ってしまった。



帰ってきてからそのコーフンの余波を鬼まんじゅうにむける(?)。
初めて作ってみたけど、味はおいしい。
見てくれがわるい。
でもコツはわかった。
次に作る時はもうちょっときれいにしあげて、みんなに食べてもらいたいところ。
サツマイモはまだ30キロ以上あるし。
おいもさんには砂糖はいっさい入れなくて、素朴な甘味。
のどにつかえやすいので横にお茶を用意して。





 すごい!10キロ分のたまご。
          こんだけ手にするのは生まれて初めて。
          やっぱおでんかな。。。

 大根葉ももうじきかたくなる。
            その前に塩茹でして冷凍庫に。
            チャーハンでも餃子でも入れ放題!



~鬼まんじゅうレシピ~

・サツマイモ500gはサイコロ状に切って水にさらす。
・小麦粉300g、ベーキングパウダー少々、塩少々
 砂糖(黒砂糖なんていいかも)120~150g、水1,5カップ
 みんな混ぜて蒸すだけ。

山の講というもの

2008年11月06日 | 今日のメニュー
 ほっこり

ここは集落の中でも見晴らしのいい場所にある祠。
ここらのひとは「山の神様」と呼ぶ。

年に数回、この祠の掃除をする。

その掃除は朝8時か9時にはじまり
終わると神様にお神酒を奉納し
それから神様の前にゴザをひいて
お神酒を飲みおつまみをいただく。
それを「山の講」という。




掃除は数十年前はおとこの人だけで行い
宴会の際は「サンマ飯」を石をくんだかまどで焚いて
長い時間呑んだそうだ。
それがなぜか今はおんなの人だけで行う。

当番が回ってくると二千円分くらいのおつまみを用意することになっている。
でもみんな自家製のお漬け物は欠かさない。
この時期は大きくなってきたホウレンソウのごまあえ、
カブの浅漬け、里芋の煮っころがしなどが出る。

よそのうちの味がわかるチャンス、おいしいものは作り方を教わっておく。でも目分量で作ってるからそっくりな味はわたしにはできないけど。


今回は若奥さんは誰も出れず、私以外は60~70歳代。
むかし道路がなく車もない時代の苦労話を聞いた。
おばあさんが多かったのでみなさんお神酒をそんなに飲まない。
気がつくとわたしに注がれる機会が多くなって
すっかり眠くなってしまった。
朝からの日本酒はすごく来る。

木のなまえ

2008年11月05日 | 日々のつれづれ
 山陰からカマツカさんが来てくれた。



カマツカさんはとても木に詳しい。
ちょうどいまうちは紅葉していて、木の見分けがつきやすいし
一緒に近くを歩いて教えてもらう。

 

ムシカリ、シロモジ、ネジキ、ガマズミ、サンキライ、カメノキ
クリ、ヤマザクラ、ナツツバキ、ヌルデ・・・
紅葉しているものもそうでないものも、みんなきれい。



 コケに実を乗っけてケーキ




はじめてみた、野生のキキョウ。
細々といくつかの花をつけていて消え入りそう。
むかしはこれがたくさん咲いていたんだね。


カマツカさんと初めて出会ったのはわたしが山陰で焼きものの弟子入りをしていた頃でまだ20代半ばだった。
カマツカさんの煎れてくれたお茶をおぼえている。
長い時間が経って、こうして遠く離れた地に住むわたしたちを訪ねてきてくれてほんとうれしいと思った。