鎌仲ひとみ監督作品「ヒバクシャ」を観た、心して三部作と向かい合いたい
もう一ヶ月も前のことになるが、映像作家鎌仲ひとみ監督作品の記録映画「内部被曝を生き抜く」を観、かつその著書『原発の、その先へミツバチ革命が始まる』(集英社刊)を読み、監督の「核」三部作を改めて連続して観たいと考えていた。
その三部作とは、まず映画『ヒバクシャ 世界の終わりに』は、鎌仲監督が2003年に製作したドキュメンタリー。次は、六ヶ所村核燃料再処理施設の問題に焦点を当てた『六ヶ所村ラプソディー』(2006年製作)。そしてエネルギー問題をテーマとした映画『ミツバチの羽音と地球の回転』(2010年製作)だ。
放射能、原発、そしてエネルギー産業の真実に目を向け続けている鎌仲ひとみ監督の原点ともいえる作品が第一作の『ヒバクシャ 世界の終わりに』。その上映会が、私の努める法人の会館を会場に上映会が開催され観に行った。
今日第一作を観たので、次は『六ヶ所村ラプソディー』だ。聞けば、我が法人にはその三部作を揃えていると聞き、ありがたく貸していただいて観たいと考えている。
ところで、鎌仲ひとみ監督は、「『テレビでは、安全です、大丈夫です、と繰り返している。わたしはそれを犯罪だと思います』、12年間、原子力問題と向き合い続け、被ばくに苦しむ人々を取材してきた鎌仲ひとみ監督は、トークショーできっぱりと言い切った」との文章に出会ったことがある。
今日、朝日新聞が「原発ノー」の集会に10万人が集まっても、一行も報道しなかった事実もある。まさにマスコミなどが原発マネーに飲み込まれている中で、私たちは「情報を自分で集め、自分で考え、自分の責任で行動して行く」ことが求められていると考える。まさに、現代に生きる人間として。
あの「3・11」・フクシマの現状に直面するずいぶんと前の2003年に、映画『ヒバクシャ 世界の終わりに』を製作している鎌仲ひとみ監督の先見性には驚くばかりだ。心して、三部作と向かい合いと考えている。
映画「ひまわり」の完成披露有料試写会へ参加して、オキナワを是非考えて!
「米新型輸送機オスプレイの米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)への配備に反対する県民大会」が9月9日、10万1千人が参加して同市の宜野湾海浜公園で開かれている。この県民大会で、「沖縄県民はこれ以上の基地負担を断固として拒否する」として、オスプレイ配備計画の撤回と、普天間飛行場の閉鎖・撤去を求める決議を採択している。
この県民大会については、私が映画「ひまわり」のクランクイン初日(7月14日)に、現地沖縄を訪れた際にも、ずいぶんと話題になっていた。そして、県民大会は10万人を集めきって成功させ、映画「ひまわり」も全ての撮影を終えて、現在鋭意制作中だ。
私たちはいつまでも沖縄県民を犠牲にしていてはいけないと考える。そのオキナワの問題を考える絶好の手がかりとして映画「ひまわり ~沖縄は忘れない、あの日の空を~」を是非とも観て欲しいと考える。長塚京三に加えて、来年四月からのNHK朝のテレビ小説のヒロインとして登場する能年玲奈が出演する。年末・年始の忙しい時期ではあるが、是非とも観ていただきたい。くれぐれもお願いする。
沖縄の人形劇団「かじまやぁ」公演が玉島と井原で開催される、是非とも観て
もう一つ、ご案内を。もうずいぶんと以前だが、私が以前沖縄を訪れた際に、人形劇団「かじまやぁ」を訪問させていただいたことがある。その際には、代表の桑江純子さんからお手づくりの沖縄料理をたっぷりとご馳走になった。
そんなご縁から、人形劇団「かじまやぁ」が岡山で公演する場合には、少しだけお手伝いをさせてもいただいた。何しろ人形が空を飛ぶのだから驚きだ。
そんな人形劇団「かじまやぁ」の公演が、10月27日(土)に玉島(於玉島市民交流センター)で、また10月28日(日)には井原市(於アクティブライフ井原)で開催される。お時間があれば、是非とも鑑賞を。人形劇を超えた人形劇に感動することは間違いない。