21世紀中年

昭和オヤジのときめき、ひらめき、感激、嘆きを思いのままに書き連ねます

石原発言の意図を民主議員は分かっているのか!

2010-09-13 10:06:59 | 政治にモノ申す
 石原幹事長の「菅政権なら抱きつかれてもいい」という発言を民主党の議員はどのように受け止めたのだろう。

 「ふざけるな」か、それとも「ねじれ解消につながる」と喜んだか。

 もし後者ならとんだお人よしである。

 石原幹事長が、なぜあのような発言をしたのか、よーく考えてもらいたい。自民党が考えていることは、次期総選挙で政権を奪回するその一点しかない。つまり、どちらが相手なら、次に勝てるのかである。野党の立場で命がけで政策を通すことなど考えているわけがない。それはついこの間まで野党だった民主党が一番わかっているだろう。ようは菅が相手なら、一気呵成に攻められるというだけの話だ。

 小沢は手ごわい。下手をすれば自民党が切り崩される。その点、菅なら攻めたり引いたり自由自在、今回恩を着せておけば、向こうからにじり寄ってくる。そうなれば、金玉を握ったも同然、いざ、戦いになれば、民主党は結局自民党の協力なしで政権運営はできないと烙印を押して、国民に徹底的に政権担当能力の無さを訴える。

 そんなこともわからずに、民主党の議員が国会運営を考えて菅に投票するなら、もう民主党に未来はない。

 石原発言で菅になびく議員も出てくるという意見もあるようだが、永田町の政治力学がよく分かっていない一回生議員なら十分考えられる。

 民主党もなめられたものである。

コメント
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