21世紀中年

昭和オヤジのときめき、ひらめき、感激、嘆きを思いのままに書き連ねます

尖閣流出ビデオを見て

2010-11-05 09:13:13 | 政治にモノ申す
 早速、見た。映像を見た感想は、はっきり言って想像していたレベルのものだった。

 中国漁船が海保の停船命令を無視して、意図的にぶつけたのは疑いようがないというものだった。

 事実関係は明らかであるが、結局のところ問題は日本側がどう対処したのかにある。

 処分保留のまま船長を解放してしまった今、中国との関係を修復するためには、政府間で折り合いをつけるしかない。たとえ、それが日本がどこかで譲歩する形になったとしても、致し方ないのではないか。日本側が途中で方針を変えたことは、中国側に気を使ったわけであり、当然、不本意ではあるが中国の機嫌をそこねないような妥協を覚悟したということだろう。

 妥協とは事故というより犯罪だとは思うが、その事実をうやむやにすること。つまり、なかったことにしようやと手打ちをすることだ。

 領土問題を絡めて、ごたごたするよりは、一漁船のやんちゃと受け止め、逮捕して多少お灸を据えた程度の事件にするほうが、互いのためではないのか。
 
 こんなことを言うと、たぶん、「ざけんな、この売国奴が!」と怒る方々も多いだろうが、日本政府が対応を誤ったことがすべての発端で、中国側に攻撃の隙を与えたわけなのだから、どこかで折れるしかないと思うのだ。

 それは、できるだけ事を小さくする。事を大きくすればするほど、抗日行動は激化し、安全面、経済面、すべてにおいて日本にとってはマイナスばかりがふりかかってくるのではないか。

 不本意ではあるが、手打ちの代償は小さいにこしたことはない。

 もちろん、このような事態を招いた菅政権の責任は重大だ!
 
コメント
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