21世紀中年

昭和オヤジのときめき、ひらめき、感激、嘆きを思いのままに書き連ねます

尖閣に仙菅沈む!民主は自ら能無し政権を始末しろ!

2010-11-11 10:11:51 | 政治にモノ申す
 尖閣ビデオ流出に関する一連の騒ぎを見ていて、どうも釈然としない。それは、騒ぎになった当初は中国側の反応など、外交にどのように影響するのかといった点にも視線が注がれたが、中国人の「やらせ」「つくりもの」「船長は英雄」など、感想が流れただけで、騒ぎにもならず一瞬で収まった。その後、両政府間でビデオに関して何らかのやり取りが行われたという話も聞こえてこない。つまり、国際関係においては、ほとんど影響がなかったということだ。

 大騒ぎしているのはむしろ国内で、海保の保安官が流出を告白したことで、注目は犯人探しから、公務員の守秘義務違反に対する処罰、政府の危機管理責任に移り、結局は内政問題に落ち着いた。

 対中国に対してさほど刺激なならなかったのは、たぶん中国側が暗に船長の暴挙を認めているからで、騒がないほうがいいと判断したからだろう。それはそれで、流出効果があったとういうべきなのだろうが、それじゃ、ビデオの公開を渋った政府の対応が問題で、極めて見当はずれだったといえる。

 大方、最後はビデオを見せて中国側を黙らそうとしたのだろうが、そんな幼稚なかけひきにまんまとひっかかるほど中国はやわじゃないということだ。都合の悪いことは徹底的に無視、それだけのことなのだから。

 こうなると、流出問題は、大げさに言えば国家機密の漏洩にかかわるゆゆしき問題となるが、実際は証拠資料で国家機密というものではない。むしろ、証拠管理のずさんさを問う程度のちゃちな事件ということになる。

 国会では、野党が政府の危機管理の甘さをさかんに追及しているが、実際は危機管理というのもおこがましいちゃちな事件といえなくもない。政治家が大げさに騒げば騒ほど、実はあの騒ぎは政治色とは無縁の一船長のご乱行であり、処分保留であいまいなまま釈放したことが、すべての始まりだったといえる。

 領海侵犯なのか、公務執行妨害なのか、それとももっと重大な犯罪なのか、何の断も下さない曖昧な対応が中国に付け入る隙を与えたのだ。

 仮に領海侵犯ということなら、日本漁船がロシアに拿捕され拘束され莫大な罰金を払わされることを考えれば、日本側がやることは決まっている。海保が確保した中国漁船に対し、毅然と処罰(重い軽いは別として)すれば良かっただけの話だ。

 仮に領海侵犯をあえて避け、公務執行妨害だけで処罰した場合でも、やはり毅然と対処しておけば、中国側もことさら騒ぎ立てることはなかったのではないのか。

 どう考えても、日本側が日中関係を深読みしすぎたとしか思えない。やはり、菅政権の政権担当能力はお粗末というほかない。

 野党側もことさら大げさな話で追及するより、レベルの低い政権にはもっとレベルを下げて、責任を追及するほうが分かりやすい。明らかなのは、現政権は想像よりはるかに外交オンチなのだから。いずれにしても、野党が腰抜けで菅政権を退陣に追い込めないのなら、今こそ自浄作用を発揮して民主がみずから恥ずかしい仙菅政権に見切りをつけるべきだ。

 ここまできたら当然、解散総選挙もありだ。もちろん、メディアが作ったエセ世論を真に受けて小沢を切ったのだから、民主が自ら仙菅を倒すくらいわけないだろう。そうすりゃ国民の見る目も変わり、政局の潮目も変わるだろう。少なくとも現時点でさえ、国民は自民に期待しているわけではないのだから。

 もう出来損ないの政権はうんざり、ロートルは引退して、自民も民主も若手が本気でやってみろ!
コメント
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