21世紀中年

昭和オヤジのときめき、ひらめき、感激、嘆きを思いのままに書き連ねます

歴史に残る日本シリーズなのに

2010-11-08 12:14:06 | ベイフリークの野球
 近年稀に見る大熱戦を演じた今年の日本シリーズだったが、それにしても地上波の中継を行った局はさぞかし慌てふためいたことだろう。延長戦の連続で、とくに6、7戦を中継したフジはまさか二夜連続で延長とは、想定外だったのではないか。

 それにしても、10年前にこんな大接戦を演じたら、きっとものすごい視聴率だっただろう。私も、試合の結末は気になったが、TBSの5夜連続ドラマにはまってしまったばかりに、CMの合間に試合経過を見て、昨日などはワンセグで見ていた。
 
 でも、これほどすごいゲームをやっても、どうも今ひとつ盛り上がりに欠けるのはなぜなのか。試合は申し分なかった。レギュラーシーズン3位からの日本一という筋書きも新鮮だったはずだ。なのに、なぜかこう気分が盛り上がらないのだ。ロッテ-中日というカードが地味といったものでもないような気がする。ロッテの相手がたとえ阪神や巨人であったとしても、日本シリーズそのものがどこかしらけた空気が流れたはずだ。

 たぶんメディアがプロ野球を盛り上げなくなったからではないのか。日本シリーズの結果がスポーツ紙の1面を飾らないなんて、これまで考えられないことだった。あんなにすごいゲームをしながら、どこか報われないようで、かつてのプロ野球黄金時代を知る者としてあまりに切な過ぎる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする