21世紀中年

昭和オヤジのときめき、ひらめき、感激、嘆きを思いのままに書き連ねます

遼君は早く海外に出るべき

2010-12-07 15:44:39 | 語るスポーツ
 石川遼君の連続賞金王の夢はかなわなかったが、今年も十分楽しませてくれたと思う。本人はよほど悔しかったのか、「オフも彼女もいらん」と賞金王奪回に向けて、ゴルフ漬けの日々を送ることを宣言したが、そんなに肉体を酷使して大丈夫なの?と心配したくなる。

 確かに遼君への期待はハンパでない。連続賞金王どころか、国内外のメジャー勝利も当然期待している。しかし、早いにこしたことはないが、二十歳でマスターズ勝利という彼の目標は、可能性はないわけではないが、ファンとして夢を見ている程度の期待だ。まだ十代、ゴルフ以外に経験しなければならないことが山ほどあるわけで、それを犠牲にしてまで、ゴルフに没頭するのはちょっと心配だ。

 遼君は体力、技術、何より精神面でまだまだノビシロがある。もう少し余裕を持ってゴルフに取り組む方が、彼のためになると思うのは、素人の甘さだろうか。

 急ぎすぎて肉体が悲鳴をあげ、精神的に行き詰まっては、夢が叶わぬうちにゴルファー生命が終わらないとも限らない。

 あのタイガーだって、プレッシャーからスキャンダルを巻き起こしたほど、勝負の世界は厳しい。だからこそ、あの若さでストイックになりすぎるのは危険な気がする。彼女と遊んだっていいし、もっとゴルフ以外の世界を見るほうが、精神的に得るものは多いはずだ。真面目にゴルフに取り組む姿勢を見れば、女におぼれる心配はないだろう。

 その意味では、アメリカを主戦場にして、海外のゴルファーとしのぎを削る方が、彼にとっていいのではないか。国内では注目されすぎ、心がが休まらないだろう。海外ならもっとゴルフに集中できるし、プライベートな時間はリラックスできる。

 来年とはいわないが、再来年は米ツアーに行くべきだ。

  


コメント
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