ビジョンなき政権で復興は無理！

　それにしても、菅政権はいつまで粘るのか。内でも外でもいいから、はやくろくでもない政権ごっこを辞めさせろ。まごまごしてたら、被災地復興どころか日本が沈没する。

　何が復興増税だ。冗談じゃない。社会保障を理由に大増税をぶち上げ、こんどは復興大増税である。結局、消費税を上げることしか考えていない。そんな簡単な話じゃないだろう。復興に金がかかるのは当然だが、社会保障だって金はかかり続けるのだ。消費税で賄うことなど不可能ではないか。復興国債も道理は同じである。消費税か借金かの議論以前に、予算の大幅な組み直しを優先すべきではないのか。予定している公共事業を被災地復興に当てるくらいのことは絶対にすべきではないのか。地域経済への影響を考えるなら、全国の土建業者を東北関東に割り当てたっていいではないか。それに、期限付きでもいいから、今こそ政治家と公務員の給与引き下げを実施すべきだろう。

　消費税をあげても国債を発行しても、復興ビジョンがなければどうにもならない。つまり日本のビジョンもろくに描けないリーダーがスピードを要する復興ビジョンなど描けるわけがないということだ。

　

久々の春の珍事

　しばらくサボっている間に、プロ野球が開幕した。久しぶりの春の珍事にご機嫌である。もちろんベイスターズのことだ。そう、30年も前、そうまだ大洋時代、開幕から1カ月は絶好調で、春の珍事とスポーツ紙の見出しになることが多かったのだ。連休から下降線を辿り、最後は必ず阪神と最下位争いというのが大洋のパターンだった。

　まだ4戦しか戦っていないが、それでも3勝1敗は久方ぶりの好ダッシュだ。内川がいなくなり、投手陣も手薄で、はなっからあきらめていたが、選手は冗談じゃないとがんばっている。春の珍事でもいい、今年は少しくらいは楽しめそうだ。