21世紀中年

昭和オヤジのときめき、ひらめき、感激、嘆きを思いのままに書き連ねます

原発暴走の脅威は始まったばかり

2011-04-23 08:25:36 | 政治にモノ申す
 原発の落とし穴が日に日に深く、そして広がっていると感じているのは私だけだろうか。メディアに登場する専門家は福島がレベル7ならチェルノブイリはレベル10だなどと、チェルノブイリほど深刻な状況ではないと気休めを言うが、そんな比較はナンセンスだ。

 故郷を追われた人々が再び帰る日が来るのかさえ誰も確信が持てない現実をもっと真摯に受け止めるべきではないのか。これが原発の脅威なのだということを思い知るべきだ。いつまた放射能物質が放出されるのかさえ予断を許さない状況が延々と続いている。一度暴走した原発は、手に負えないという現実。その原発が日本各地にある怖さ。

 本当にこれでいいのか。点検、改善で果たして原発の脅威から逃れられるのだろうか。

 政府や政治家、報道機関の認識は甘すぎる。原発暴走の脅威は始まったばかりだ。一ヶ月後、福島の状況が好転している保証はどこにもない。避難住民の暮らし、産業はどうなっているのか。補償にしても、状況次第ではどんどん高くなっていくわけで、試算などまったくあてにならないのだ。もし、時間が経てば健康被害も起こる可能性は否定できない。

 
 
コメント
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