21世紀中年

昭和オヤジのときめき、ひらめき、感激、嘆きを思いのままに書き連ねます

戦国ホープフルは未来に賭ける

2021-12-27 19:08:21 | ヨレヨレ競馬ライフ

 武豊のJRAのGⅠ完全制覇にリーチがかかったが、果たして1発でツモのか。天才が大外から一発やってくれそうな気もする。

 とはいっても、そこは競馬、ドラマのシナリオを裏切るのがセオリーだ。

 ここはあくまでも勝ち負けにこだわる予想に終始する。

 今年は抜けた馬がいない。こうなると案外漁夫の利がものをいう。当然、中山でいい競馬をしたウマは押さえたい。探してみると芙蓉Sを勝ったラーグルフと葉牡丹賞を勝ったボールディスウェイくらいしか見当たらない。以外に人気がないので、押さえる価値はありそうだ。

 2歳戦だけに、人気になるのは好調ジョッキーの連勝馬ということになる。ルメールのコマンドラインとC・デムーロのジャスティンパレスが当てはまる。両馬に中山での好走実績があるなら文句なしだが、残念ながら両馬とも中山は初出走だ。

 それでもコマンドは府中のマイル戦で2戦2勝、一応唯一の重賞ウィナーだ。しかも鞍上がルメール、最後のディープ産駒とくれば、断然人気になって不思議はないが、目下3倍の1番人気。初コース、初距離という不安材料が伸びを妨げているのだろう。

 ジャスティンは中京と阪神で2000戦を連勝し、こちらもディープ産駒。しかも、凱旋門ジョッキーのクリスチャン騎乗と背景はピカイチだが、目下3番人気。たぶん、初の長距離輸送に加え、勝ち時計がパッとしない点も割引材料なのだろう。

 何より注目すべきはレースっぷりではないか。そうは思ってみたものの、ほとんどが接戦をかろうじて勝った馬ばかり。そんな中で、強い競馬をしたといえるのは小倉の未勝利戦で1秒1ちぎったキラーアビリティだ。次走の萩Sでも差のない同タイムの2着と頑張ったので及第点はやれそうだ。鞍上も有馬を勝ち、騎乗停止前の一発が期待できる横山武史、父はディープインパクト、悪くない。抜けた馬がいないなら、買いたくなる存在だ。その証拠に3戦1勝馬ながらも2番人気に推されている。

 ジョッキーにも注目しておくべきだろう。ラブズオンリーユーを海外GⅠ連勝に導いた川田将雅が満を持して、JRA今年最後のGⅠの舞台に登場する。騎乗馬はハーツクライ産駒フィデル。小倉のデビュー戦を勝った後、京都2歳Sで3着に善戦するなど、素質はみせている。有馬を見送ってまで海外GⅠにこだわった川田が、ラストGⅠにどんなパフォーマンスを見せるのか。

 そして真打武豊のGⅠ完全制覇だ。導く馬はキズナ産駒のワイルドアスクドモア。夏の函館デビューから初勝利まで3戦を要したが、それでも芝の1800mで2着、2着、1着と安定しており、重賞初挑戦となった札幌2歳Sでも2着と健闘、4戦連続連対はなかなか渋い戦績だ。

 以上、名前を挙げた7頭に注目したが、乗れてる菅原明騎乗のオニャンコポンの末脚も捨てがたい。なんだか、収拾がつかなくなってきた。取捨選択は競馬予想の醍醐味ではあるが、大いに悩む。

 実は大本命と目しているサトノヘリオスから3連複でせいぜい6頭流しまでと決めていたのだ。

 ちなみになぜ、サトノヘリオス本命なのか。勢いあるエピファネイア産駒、2000mの持ち時計がトップ、中2週ちょいという強気のローテに注目した。何より希望に未来、来年の3歳クラシックを占う一戦にふさわしい素晴らしい取り合わせではないか。

 さて、何を切るべきなのか。さすがに8頭流しは買いすぎだ。悩みに悩みぬいた末に、ラーグルフを切る。芙蓉Sで同タイムの2着だったグランドラインが葉牡丹賞で、明らかに太めのボールディスウェイを捉え切らなかった点で、芙蓉Sはレベルがやや下と判断した。

 だらだらと能書きを垂れたが、結論は⑦サトノヘリオスから3連複で⑤⑥⑧⑨⑫⑬⑮に流す。人気のルメとクリスチャンが絡めばガミもあるが、川田と武が絡めばそこそこおいしくなる。

 

 

コメント
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