あけましておめでとうございます。
新3年マネージャーの坂上雪乃です。
何人か話題に上げている方もいますが、私も今年、成人を迎えました。成人式後の中学の同窓会の写真を見ると、新撰組のような格好をしている人もいれば、白髪に染めた子がいたりと実に個性豊かな人が沢山映っています。中には結婚して子供もいる人もいて、ちゃんと母親、父親の顔になっていて驚きました。また、小学4年生の2分の1成人式で書いた、未来の自分への手紙も届き、懐かしい気持ちで読みました。
さて話は変わりますが、私は12月に福島県南相馬市に行ってきました。以前も松島と丹羽と3人で陸前高田市にボランティアとして参加したのですが、今回も改めて震災の恐ろしさと地域の繋がりの深さを実感しました。
現地に到着してまず目にしたのは地域の子どもたちが大人たちに混ざり、餅つきに参加しているところでした。皆、とても仲良くお餅をついたり、食べたりしていて地域の結びつきの強さを感じました。
その後は子供会の企画を私たち学生で行いました。その中で印象的だったのは、とても素直で友達思いの子供が多いことです。年下の子を年上の子が世話したり、お互い譲り合ったりが自然とできていて、素晴らしいなと思いました。
2日目は福島の津波の被害状況や原発によって帰宅困難区域に指定された場所を見学しました。私たちの宿泊場所であった南相馬市は比較的復興していましたが、原発に近い地域は震災当時の様子が其処彼処に残っていて、衝撃を受けました。墓石がなぎ倒されていたり、小学校の時計が震災が来た時間で止まっていたりといった光景が今でも蘇ります。新聞で取り上げられることは少なくなりましたが、まだ復興作業は終わっていないのだと改めて思い知らされました。福島第1原発も初めて間近で見ました。テレビや新聞では伝わらない何かが存在すると感じました。
また最後に、震災当時の津波の様子をビデオで見て、どれほど大きな津波が福島にきたのかということを知ることができました。福島は原発のイメージが強く、津波の被害状況を忘れがちですが、宮城県、岩手県と同様の規模の津波が来たことも忘れてはいけないことだと思いました。
以上拙い文章でしたが、皆様に東北の現状を伝えることができたら幸いです。