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もう、ひとりにさせない |
クリエーター情報なし | |
いのちのことば社 |
増刷されて、また出だした…とのことですが、まだアマゾンでは中古本しかでていません。
奥田牧師が書かれた本です。
書評にはこう書かれていました。
本書を読んで気づいたのは、食事の場面が多いことでした。
少年時代に、教会の牧師さんからごちそうになったサバの塩焼きやラーメン。
炊き出しでホームレスの人々と一緒に食べる豚汁やおにぎり。
路上生活から脱した人が奢ってくれたイワシフライ定食。
食事の問題は、キリスト教の核心にも関わってきます。最後の晩餐において主イエスが示したことは、自身の体を人々のために裂いたということでした。
「取って食べなさい。みんなで食べなさい」と言ったイエスの食事は徹底していました。
また、かのマーティン・ルーサー・キング牧師は「私には夢がある」という有名な演説を行いました。その中で、キング牧師は「私は夢を見るのです。いつの日にか、ジョージアの赤土の上で、かつての奴隷の息子たちとかつての奴隷の主人の息子たちがいっしょに兄弟愛というテーブルにつくことになるであろうことを」と語りました。
著者は、キング牧師が「デスク」ではなく「テーブル」と言ったことに注目して述べます。
「キング牧師の見た夢は、かつて主イエスが荒野において多くの人々と共に見た夢の続きであった。いつの日にか私たちは、共に兄弟愛という食卓につく時がくる。そのような夢の食卓が準備されている。そのためにイエスは、パンの余りをかごに入れ、無駄にせぬようにと言われたのではないだろうか」
http://d.hatena.ne.jp/shins2m/20110614/1307977272