降って来るもの

写真と散文とぽえむ

記号

2017-07-23 15:40:15 | 

             記号

 

長い文章に置く句読点のように

僕の言葉たちが集まり群れて

僕のイノチの指標のように

そこに様様の記号を配置してゆくのだ

 歓声のように、吐息のように

 紙魚のように、エキスのように

 

物語はperiodまで続くから

それに、プロローグもエピローグも

自分では分かり様もないから

長い読み物の区切りのcoffeetimeのように

機会あるごとに、小さなタイトルを付けては

 イノチの糸を一握に束ねたりする

 

きっと僕は

何処まで先へと歩いても

何時でも執筆中に違いない

 bokuのイノチの滴が、想いや言葉を内包して

行き暮れの中で漲ってゆく間は・・

*15:40:15 万甫

 

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yume

2017-07-23 15:15:15 | 

                              yume

 

世の中は

僕が夢見る方向には決して動いていかないから

yumeとututuのGapを最小限に抑えるには

翼を広げ過ぎないことだ

「夢散」しても

世間が変わるほどの衝撃に晒されない程の

獏の胃袋を満たさない程度の

其々の持つ「夢袋」の大きさに似合いの

其々の描く「夢想」の伸縮度に釣り合いの

*07/23 15:15:15

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兼好のように

2017-07-23 13:20:12 | 徒然

          兼好のように

 

芭蕉のように

例えば、”里の山道”のようなtitleで

例えば、”徒然想”と名づけるstyleで

兼好のように

(彼我の力量は比べようもないが・・)

もしかしたら僕は

 数十ページの物語を編めるかも知れないと

歩きながら

佇みながら

 ときおり

幾太郎も真似て、思索するのだ

*07/23 13:20 万甫

 

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徒然想

2017-07-23 05:47:05 | 徒然

         徒然想

 

渦巻き始めたものが、忽ち雲散霧消する

固まっていた核が知らぬ間に溶けだす

楽しみの物語が一気に暗転する

僕の想いが突き刺さらない壁も有る

僕の翼が羽搏けない奈落も有る

僕の思惑が行き暮れて咆哮する闇も有る

何でもありの平坦を転がってゆく煩悩

無意味なイノチの荒金を削ってゆく苦悶

見えないピリオドに向かう哀しみと可笑しみ

僕は何処に居るのだ?

ほんとうは何も訪れないし

ほんとうは誰も来ないし

ほんとうは何もかもが不在で、正体不明なのだ

暗黒を貫くスポットライトに

 浮かび上がるかも知れぬ幸運を

その万が一を支えに模索する

霊長類ヒト科の人いきれよ

蠢くこの俺の軌跡も

 そのように有って無い

集合と離散を体得して

細胞を運ぶ不可思議なイノチとふもの

不確かで儚い認識に覆われながら

僕は確かに此の場所に居て

その束の間を「徒然想」に記してゆく

*07/23 05:47:05 万甫

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