降って来るもの

写真と散文とぽえむ

箇条書き

2017-07-29 05:40:07 | 

          箇条書き

 

星雲のように渦巻く想いを

 練り込むための時間を手に入れるように

流星のように過る降ってくるもの達の風情を

 瞬間に焼き付けるshutterのように

風雨にさらされる日常の肉体が

 顕著な退廃の吐息を衝かないように

僕は何時でも

 イノチの在り様を示唆する箇条書きを携えて

未来という

 空前絶後の空間に身体ごと踏み出すのだ

 

詳細を披歴すれば

 不特定を特定するために五千歩を

明日から今日を削り出すために

 三キロの道程を

存在の証にpin止めしてゆく

 一篇の詩を

過去の瞬間を切り取る

 一枚の残像を

*07/29 05:40:05

 

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明日と百年を

2017-07-29 05:20:02 | 徒然

           明日と百年を

 

百年待ち続けても、叶いそうにない夢想は

数え切れない位に持っているけれど

 さりとて

明日には叶いそうな願望さえ

思うようにはいかない現実のもどかしさ

 

僕らは

百年と明日と今日とを、繋ぎ合わせるように

 それぞれの虹を描いて

月日を渡ってゆくしかない

未来と名付けられた、限定空間を

*07/29 05:20:05

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三重奏

2017-07-29 05:10:06 | 

          三重奏

 

何かを話せる相手がいるとは

何かを書き残せる能力を持ち合わせているとは

何かを提示できる場所があるとは

 巡り合わせの

幸福な三重奏

 

僕は其処で混沌の日常から

 糸車のようにmelodyを紡ぎ

何かの気配を感じては

 光跡のようなその残像を奏でる

 

無から有を取り出す繊細さで

雑多から純粋を選り分ける緻密さで

*07/29 05:10:05

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秘密

2017-07-29 05:00:05 | 

          秘密

 

空想の大河で想像を遊ばせていると

砂金のように

ときどき光るひと粒を見つける

僕はそっと掌に掬い

muneの笊で仕分け

その輝くひと粒に

 更に創意を塗して行くのだ

創作のひとつの秘密の作業は

そのように不如意に始まり

必然を辿って

 秘かに産み出される

慎ましやかに

ちいさな陣痛を伴って

*07/29 05:00:05

 

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最上の

2017-07-29 04:48:01 | 徒然

          最上の

 

どんなに時間がたっても

何も生まれない時は

 それが、きっと

最上の状態なのだと

理解すればいい

 

カラカラの海綿体は

 いつか、きっと

豊饒に満たされるはずだと

夢想すればいい

 

そうして、それが、きっと

情感の粘着力を磨き

己の器の容量を大きくして

 いつか、きっと

有無は輪廻のように廻ると知る・・

*07/29 04:48

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