箇条書き
星雲のように渦巻く想いを
練り込むための時間を手に入れるように
流星のように過る降ってくるもの達の風情を
瞬間に焼き付けるshutterのように
風雨にさらされる日常の肉体が
顕著な退廃の吐息を衝かないように
僕は何時でも
イノチの在り様を示唆する箇条書きを携えて
未来という
空前絶後の空間に身体ごと踏み出すのだ
詳細を披歴すれば
不特定を特定するために五千歩を
明日から今日を削り出すために
三キロの道程を
存在の証にpin止めしてゆく
一篇の詩を
過去の瞬間を切り取る
一枚の残像を
*07/29 05:40:05