降って来るもの

写真と散文とぽえむ

初詣.partⅡ

2018-01-04 15:24:40 | 日記

 正月二日は女房と二人で奈良と三重の県境を越え、伊賀青山に在る「大村神社」へ初詣.partⅡの参拝に

 此処の宮司さんは、去年の神無月の氷雨降る中での「地鎮祭」で祭司を務めてくれた人で、その時の口伝に依れば神社に祀られる「要石」と「鯰」は地震の厄除けの守護神だと言われ、地鎮祭の際にはこの神社で祈祷してもらった土器を授かり、過日の基礎工事の前に地中に埋め込んでくれたので、そのお礼参りも兼ねての初詣になった次第

神々の杜を上ってゆく参道

 如何にも!の風情

境内がみえてくる

立派な神社でしたよ

早速

鯰さんと

手水にも沢山のお賽銭が

左右に二匹のナマズ~゜・_・゜~が

「要石」の前にもナマズさんが

境内には絵馬と鯰の御守りが奉納されて、何とも不思議な風景です

一人一回、願いを込めて誰でも自由に撞ける鐘が有って・・、交代に

  撞いた

だそうです。

穏やかな日和の中で、ゆっくりとお参りを済ませて

     

西側の大きな石の鳥居を潜って暫く散策を

境内の続きに青山の街を見下ろせる”さくら公園”があって、ここにも鯰の蛇口の水栓が。

二か所に。

    

初詣partⅡは何だかナマズ三昧に成りましたが、ここで「百年の恙なき住まい」を確保して爽やかに帰宅しましたよ

お土産に新居の玄関に鎮座してもらおうと、此の「~゜・_・゜~」さんを

奮発して¥500じゃなく¥800を

愛嬌のある・・

01/04 16:16 まんぼ

 

 

 

 

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満干のUTA.15

2018-01-04 14:41:45 | 満干の詩

                   UTA.15「多作を」

 

多作を完璧に肯定してくれる人がいて

その人の眼差しが

僕のpen先を煌煌と照らしてくれる

 

 どんなに想いを凝縮しても

 どんなに言葉を錬磨しても

書き出すのは僕の頭一つだから

軈てすっぽりと

 中身が空になって仕舞わないかと

pageを捲るたびに慄く自己が居て

悪夢がときどき頭を擡げては

 writerの僕を威嚇する

 

いつか空の頭骨を抱えて

 多作の後悔に苛まれないかと

何時か空っぽの底を見詰めて

 涙にくれるのではないかと

そんな自虐の憶測の全てを

あの人の温かい視線が払拭してくれる

 

それだから僕は

多作の危惧に怖気づくことなく

次々に生まれる僕の創意を

繰り返し寄せ来る思念の干満や満欠を

 滞りなくUTAに奏でてゆく覚悟を決めたのだ

01/04 14:41:04

 

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満干のUTA.14

2018-01-04 09:40:59 | 満干の詩

                  UTA.14「”イノチの匂い”の」

 

ココロが交差したと思える瞬間がある

オトのない声が中耳を通り抜けた感覚がある

物言わぬコトバが

 細胞の隅々を潤すことも

不可視の感情が神経を爪弾くこともある

 

僕が欲しいのは

僕が中空に千手観音のように

 五感の触手を伸ばすのは

誂えられた普段の器官の外から

そっと心を撫でてゆくものの

”イノチの匂い”のようなものを

 秘かに胸中にするために他ならない

 

その起因になればと

僕は飽きもせず勤勉に祈りの種をまく

01/04 09:54

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満干のUTA.13

2018-01-04 04:45:07 | 満干の詩

                     UTA.13「衝撃波のawaiに」

 

書きかけのまま放置された文字や

繋ぎかけのまま凍てついた言葉や

 鮟鱇のように

裸のまま中空に吊るされた想いや

干乾びて黒点になったkokorozasiは

 衛星のように

僕の小宇宙を漂い

衝突や結合を繰り返して生滅し

 軈てその混沌から

選択され醗酵され蒸留され濾過され

浄化され研ぎ澄まされた

 たった一縷の光束だけが

鋭い光跡を曳いて

僕の闇を切り裂く

 そうして

SIはその衝撃波のあわいで

微かな産声を挙げる

-大方はblackhallの藻屑になるのだが・・

01/04 04:44:04

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